デイヴ・グロール、テイラー・ホーキンス追悼公演で「歌い、踊り、笑い、泣こう」

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Photo by Danny Clinch

フー・ファイターズが土曜日(9月3日)、3月に亡くなった彼らのドラマー、テイラー・ホーキンスの追悼公演をロンドンのウェンブリー・スタジアムで開き、フロントマンのデイヴ・グロールはホーキンスを偲んで「彼に聞こえるように、歌い、踊り、笑い、泣き、叫ぼう」と謳い上げた。

グロールは、約25年間バンド活動を共にしてきたホーキンスを「親愛なる友人、バンド・メイト、ブラザー」と表し、「今夜、俺らは家族、彼の親しい友人、ヒーロー、偉大なインスピレーションたちと集い、あの巨人を称え、君らに素晴らしい夜を届けたい」「彼のように君らを微笑ませたり、笑わせたり、躍らせたり、歌わせたりすることができる人は他にいない。離れたところから彼を称賛していた人たちも、同じように感じているはずだ。だから、今日、彼が聞こえるように、歌い、踊り、笑い、泣き、叫ぼう」と話した。

公演には、ポール・マッカートニー、クイーンのブライアン・メイとロジャー・テイラー、AC/DCのブライアン・ジョンソン、メタリカのラーズ・ウルリッヒ、ラッシュのゲディ・リーとアレックス・ライフソン、プリテンダーズのクリッシー・ハインド、ナイル・ロジャース、ジョン・ポール・ジョーンズ、ウルフギャング・ヴァン・ヘイレン、トラヴィス・バーカー、リアム・ギャラガーら多くのミュージシャン仲間が集結し、テイラーを追悼した。

グロールは、「この数日間、リハーサルを終える度に俺らは同じ質問を自分達に問いかけてきた。こんなに素晴らしい人たちが集まり音楽を作っているのを見たら、テイラーはどう思うだろう」と、感極まりながら話したという。

メタリカのラーズ・ウルリッヒは、「テイラー、お前が見ているのはわかってる。君が聴き感じることができるのはわかってる。俺ら、君を愛してる」と、「Love Of My Life」をパフォーマンスしたブライアン・メイは「僕らはこれに似たスタイルでフレディ(・マーキュリー)にさよならを言った。テイラーを称えるためにこの曲を使うのをフレディは喜ばしく思っているだろう」と話した。

公演では、エルトン・ジョン、ビリー・アイリッシュ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミスらからのビデオ・メッセージも流された。

テイラー・ホーキンス追悼公演は、異なるラインナップにより9月27日にロサンゼルスでも開催される。

Ako Suzuki

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