【今さら聞けない楽器のア・ソ・コ】お題「複弦」

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“楽器”と一口に言っても、多種多様さまざまな部品から構成されているのはご存知の通り。え、そんなの知ってるわい!的なものから、古楽器のレアなところまで、今さら人には聞けない“楽器のア・ソ・コ”、ご紹介します。第63回のお題は「複弦」です。

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撥弦楽器において、複数の弦を束ねて張ること。副弦、復弦とも呼ばれる。マンドリンや12弦ギター、8弦ベース、12弦ベースなどに見られ、マンドリン、12弦ギター、8弦ベースは2本の弦を1組に、12弦ベースでは3本の弦を1組にして演奏される。なお、この1組の弦のセットをコースと呼ぶ。

チューニングはユニゾン、もしくはオクターブユニゾンにすることが一般的。ユニゾンでチューニングしても、複弦を同時に鳴らすと、微妙なずれが生じて、独特の音色が得られることが大きな特徴とされる。また、音量を増幅させるという役割も持っている。

なお、ピアノも1つの鍵盤で複数の弦を叩く構造を持っており、複弦の楽器の1つといえる。

文:竹内伸一



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