【ステージ楽器紹介】Petit Brabancon、ミヤ Guitar Sound System「無駄なものは一切ない」

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【AMPLIFIER】

前述したように、MUCCではKEMPERのプロファイリングアンプシミュレーターを数台セットしているほか、DI出力用にニーヴのマイクプリアンプも用意しているミヤだが、Petit BrabanconではMesa/BoogieのDual Rectifireのみというストレートなものだった。Mesa/Boogie Dual Rectifireは、ミヤがPetit Brabancon用に新導入したアンプヘッドだ。“モダンハイゲイン&重低音”というコンセプトの元に開発されたRectifireは、’90年代のリリースと同時にヘヴィメタルやラウド系ギタリストを中心に爆発的な人気を獲得した。


▲Mesa/Boogie Dual Rectifire

ラック内に2台セットされたMesa/Boogie Dual Rectifireは、上がメインで下はサブ。ミヤ自身はMUCCでMesa/Boogie Triple Rectifireを愛用しており、Rectifireならではの重厚さやキメ細かい歪みを本当に気に入っているとのこと。Dual Rectifireは3チャンネル仕様で、ミヤはそれぞれクリーン/バッキング/リード用として使用。バッキング/リード共にゲインはあまり上げていないことや、ややドンシャリのトーンセッティングにしていることなども注目だ。なお、Mesa/Boogie Dual Rectifireの上段にはワイヤレスレシーバーSHURE UR-4D+をセット。ラックケースの上にはテクニシャンが操作するエフェクターボードをセット(【EFFECTOR and more】参照)している。



▲Mesa/Boogie 4×12 4FB

Mesa/Boogieのキャビネットはレンジが極めて広いことに加え、低~中音域が豊かなトーンをクリエイトできることが特徴。“メサ/ブギーサウンド”と呼ばれるものは、キャビネットの特性による部分も大きい。ミヤのキャビネットはMesa/Boogieならではの鉄板が貼られたスタイルと、山本タカトによるサランに描かれた美麗かつダークなグラフィックが醸し出す独特の雰囲気が印象的だ。サウンド/ルックス共にPetit Brabanconの世界観にフィットするキャビネットといえる。


   ◆   ◆   ◆

【EFFECTOR and more】


エフェクターはふたつののボードをL字型に配置。MUCCでは足下の左側にメインボードを置いているが、Petit Brabanconではステージの立ち位置が下手のため、右側にメインボードを置いている。



▲メインボード:下段右側から、FREE THE TONEのプログラマブル・スイッチャーARC-4、MORLEYのワウペダルBad Horsie Liberty Wah、EarthQuaker DevicesのMODディレイ/リバーブDisaster Transport SR。中段右側から、PastFxのコーラスChorus Ensemble MN3007 (BOSS CE-1のクローン)、Sonic ResearchのチューナーST-200、JHS Pedalsのコンソールシミュレーター Colour Box、EarthQuaker Devices Special Cranker、ValkyrieSpearのバイオレンスブースター、J. ROCKETT AUDIO DESIGNSのオーバードライヴARCHER、Gamechanger AudioのディストーションPLAZMA REDAL。最上段は、ELECTRO-HARMONIX MAINFRAMEのビットクラッシャーBit Crusher、FREE THE TONEのプログラマブルイコライザーPA-10G、SEHAT FUZZ。

FREE THE TONE ARC-4で制御されたコンパクトエフェクター類は、ブースターやオーバードライヴ、ディストーションなどの歪み系ほか、ディレイやコーラスなどの空間系もセット。EarthQuaker Devices Special CrankerとバイオレンスブースターとARCHERは1つのグループとして直列でつながっていて、ギターソロを弾く際はジハットとバイオレンスブースターの両方をオンにしているとのこと。ARCHERはクランチトーン用。コンパクトエフェクターのひとつひとつにミヤのこだわりが感じられるセレクトだ。



▲サブボード:下段右側から、DEMEDASHのビデオテープエコーT-120DLX、COPPERSOUND PEDALSのピッチシフターTriplegraph、EarthQuaker DevicesのリバーブGhost Echo、BOSSのピッチ・シフターPS-5。上段右側から、FREE THE TONEのジャンクションボックスJB-82S、Cooper FXのビデオテープ シミュレーターGeneration Loss、EarthQuaker Devicesのディレイ/リバーブAfterneath、FREE THE TONEのショートルーパーMOTION LOOP。

ミヤの立ち位置正面に置かれたサブボードは、ライブ中に自身がリアルタイムで操作するエフェクターをセット。アナログ感を活かしたDEMEDASH T-120DLXやCooper FX Generation Lossなどは特徴的であり、新旧を問わないセレクトもミヤらしい。なお、レトロな雰囲気が香るTriplegraphはCopperSound Pedalsとジャック・ホワイトのコラボレーションによって生まれたデジタルオクターヴペダル。右側のスイッチを踏むと音が1オクターヴ上がり、左側のスイッチを踏むと1オクターヴ下がる効果が得られる。ボード外側下には、踏むとギターの音を完全にシャットオフできるJHSキルスイッチもセット。



▲ギターテック操作用エフェクター

ギターテック用のボードは、ミヤの足下のFREE THE TONE ARC-4とシンクロさせた同機種をはじめ、KORGデジタルディレイSDD-3000 PEDAL、チューナーなどをセット。KORGのディレイはDual Rectifireのセンド/リターンに繋がっていて、テクニシャンがオン/オフできる。



▲PICK

表面にPetit Brabanconのロゴ、裏面にはミヤの名前が入れられたオリジナルピックを使用。かなりコンパクトなサイズで、厚さは0.6mm。ミヤが薄くて柔らかいピックを好んでいることがわかる。

取材・文◎村上孝之
撮影◎土居政則(機材)/河本悠貴(ライヴ)


◆【ミヤ Guitar Sound System GUITAR編】に戻る


■<Petit Brabancon EXPLODE -01->

2023年1月28日(土)  東京・豊洲PIT
open17:00 / start18:00
(問)HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999
▼チケット
・SSスタンディング:¥25,000 (前方エリア・オリジナル特典付き/税込・整理番号付き・ドリンク別) ※オリジナル特典後日発表 ※予定枚数終了
・一般スタンディング:¥8,800 (税込・整理番号付き・ドリンク代別)
【オフィシャル二次先行】
受付期間:2022年10月1日(水)18:00〜10月15日(土)23:59
イープラス https://eplus.jp/pb23/
受付方法:抽選
制限枚数:1人4枚まで
チケット受取:スマチケ・紙チケット併用
※申し込みにはe+の会員登録が必要です(登録無料)

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