【インタビュー】HIPPY、山猿との最高にエモーショナルでパワフルなコラボレーションが再び実現「いまキミ愛してる feat.山猿」

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■別れの曲とか、過去の曲とか、未来の曲とかではなくて
■いま現在愛している人に愛を伝えてという想いでこの曲を作った


――そういうお付き合いから今回の新曲、HIPPY「いまキミ愛してる feat.山猿」が実現しました。作詞作曲が二人の共作になっていますが、どんなふうに作っていったんですか。

HIPPY:曲のたたき台というか、最初のテーマも含めて、僕が「こういう感じで行くよ」と山猿くんに提案して、キャッチボールしながら作っていきました。

――とてもスケールの大きなバラードで、エモーションをたっぷり詰め込んだ愛の歌ですね。

HIPPY:最初は「ラブソングってどう書くんだ?」というところから入って、いろいろ想像しながら書きました。年を重ねて、恋愛からちょっと離れていた部分もあったので(笑)。でも書いていくうちに自然に、これから自分が向かう場所とかを考えるようになって…「愛してる」という言葉はすごく尊いものだと思ったので、そんな大きなテーマになりました。


――恋愛であり、人生でもある。HIPPYさんらしい歌詞のアプローチだと思います。

HIPPY:僕が作っちゃうと、どうしてもそっち寄りになるんですけど、山猿くんがそこに愛を注入してくれました。

山猿:HIPPY兄から曲を作ろうと言ってもらって、軽いメロディの付いた音源が送られてきたんですけど、聴いた瞬間に「これはどストライクで愛を伝える曲だな」と思ったので。僕はその思いに乗っかったというか、30分くらいでバーッと歌詞が思い浮かんで、メロディも付けてすぐにお返ししたんです。

HIPPY:早すぎてちょっと引きました(笑)。

山猿:でも、考えて作るラブソングって、今までもなかったんですよ。僕の作る音楽は98%が実体験なので、今回も昔の恋愛のキュンキュンした感じをすぐに思い出して、考えるというよりは日記みたいに書き綴ったヴァースかなと思います。それからHIPPY兄がサビをまとめてくれて、まさにどストライクのラブソングができたと思います。

――景色が見えるリリックですよね。HIPPYさんが波や風や虹のイメージを出すと、山猿さんが夕日のイメージを出してくるとか、響き合っている気がします。

HIPPY:僕自身も、大事な人と過ごした時間を思い返すと、景色が思い浮かぶので。それで、この人とまた明日も、1年後も一緒にいるんだろうなと思ったけど、当たり前って意外とあっさりなくなるんだなと思って、そのことを書いたりしました。

――ということは、HIPPYさんにとっては、この歌詞にはせつない感情のほうが強く入っている?

HIPPY:そうです。ただそこには余白があって、これが別れに聴こえる人もいれば、幸せな歌に聴こえる人もいる。聴き手によっていろいろな受け取り方ができると思っているんです。なので、1年後にこの曲を聴いたら、違うふうに取る人もいるかもしれないです。だから毎日プレイリストに入れるしかないと思います(笑)。



――山猿さんは、この曲がせつなく響くのか、幸せに響くのか、どっちだと思いますか。

山猿:ファンの子からのメッセージを読むと、いろいろな角度でこの曲を愛してくれてるんだなと思いますね。僕は「愛」って、家族愛とか友情愛とかたくさんあると思っていて、今回は「ラブソングを作ろう」と言って作った曲なんですけど、恋だけのラブソングじゃなくて、良い意味ですべての愛を伝えてくれる曲だなと思います。そして最終的に繋がったのは、「大切に思う人をいま大切にしたいと思います」というメッセージがたくさん来ていて、一周回ってちゃんと伝わってるんだなと思いました。HIPPY兄と僕が最初に考えたテーマは、「すべての人に感謝して愛を伝えたい」という、たった一つのキーワードなので。別れの曲とか、過去の曲とか、未来の曲とかではなくて、「いま現在愛している人に愛を伝えてあげてくれ」ということで僕らは作ったので、みんなのメッセージを読んで、リアルタイムでそう思いました。

――それってタイトルにもちゃんと出ていますよね。「いまキミ愛してる」。

HIPPY:そうです。「いま伝えよう」ということが大事だと思うので。

――これはもうライブで披露している曲ですけど、反応はどうですか。

HIPPY:思ったより乗ってくれてるという印象ですね。乗れる曲なんだと思ったし、初めて聴くのに乗ってくれているということは、みなさんも前のめりに感じてくれているんだなと思うので、歌詞を知ってもらった状態でまた見てもらう機会があればいいなと思います。今度は10月8日に山猿くんのワンマン(「山猿だよ!!やっぱり推ししか勝たん!紅白猿合戦2022~秋の陣~」/仙台電力ホール)があって、僕も出演させてもらうので、そこで歌えるのがすごく楽しみですね。また違った届き方、聴かれ方があると思うので。


▲山猿

――山猿さん、10月8日のライブはどういうコンセプトでやりますか。

山猿:10月8日は1年に1回のお祭りじゃないですけど、山猿のワンマンで、ファンのみんなも楽しみにしているイベントなので。そこに広島のHIPPY兄がパワーを注入しにスペシャルゲストで来てくれるので、HIPPYファンも山猿ファンも、年末には早いですけど今年最後のお祭りを地元・東北で開催したいなと思っています。

HIPPY:広島に住んでいると仙台に行く機会が少なくて、山猿くんと出会ってから東北で僕のことを知ってくださる機会もすごく増えて、あらためて東北で歌わせてくれることがありがたいですし、自分の地元・広島のソウルをしっかりと東北でも伝えていける演奏をしたいと思います。

――お二人にはこのままずっと仲良くしてもらって、新しい楽曲やライブでの共演がどんどん生まれてほしいと思います。

HIPPY:本当にすごい刺激をもらっています。山猿くんが今までやってきたことを見ていると、地元を大事にして地元に住みながら、どんどん大きくなって、でも大きなライブは地元でやっているのを見て、僕も広島でそういうことをやりたいと思ったし、地元から売れていくアーティストというのは僕の理想なので、山猿くんは僕の先を走ってくれていると思っています。

山猿:僕がHIPPY兄に呼んでもらって、広島のステージに立たせてもらって思ったのは、HIPPYというアーティストは広島の人に本当に支えられてるということですね。ライブ中にHIPPY兄が歌っているのをソデから見てたんですけど、みんなHIPPYを好きなんだろうなっていう、キラキラした顔で見ているんです。やっぱりこの人は広島を愛してるからこそ、広島の人たちもHIPPYを愛してくれてるんじゃないかなっていうのが、東北から来た人間として感じたことでした。

――すごく良い関係で、今日は話を聞いているだけでうれしくなりました。ありがとうございました。最後に、それぞれに告知があればぜひどうぞ。

HIPPY:「いまキミ愛してる feat. 山猿」をもっともっと聴いてもらいたいので、ホームページを見てもらえたら、いろいろスケジュールが決まってるので、チェックしてもらえたらうれしいです。ぜひライブに遊びに来てください。

山猿:僕は告知はないです(笑)。ただ、次のアルバムを早く出せたらいいなと思っているのと、ライブでみんなの町に会いに行けたらいいなと思っているので、その際にはぜひ会いに来てください。

取材・文:宮本英夫

リリース情報

「いまキミ愛してる feat. 山猿」
8月31日(水)各社一斉配信
https://lnk.to/HIPPY_ImaKimiAishiteru

ライブ・イベント情報

<山猿だよ!!やっぱり推ししか勝たん!紅白猿合戦2022~秋の陣~>
10月8日(土)開場17:00/開演18:00
【場所】仙台 電力ホール
ゲスト:HIPPY、PANDALION

<HIPPY LIVE>
10月14日(金)神戸
10月16日(日)京都

<-タカシマタカラジマ- produced by NANAIR PRODUCTION>
9月17日(土)16:00~21:00
高島海水浴場内特別ステージ
https://nagasakist.web.fc2.com/beach.html
スペシャルゲスト:HIPPY from広島

<ドローンレース広島>
9月23日(金 祝)
広島市立小河内小学校
(安佐北区安佐町大字小河内4734)

<BIG FUMIワンマンライブ>
10月15日(土)梅田TRAD
〒530-0027 大阪府大阪市北区堂山町16-3
HIPPYゲスト出演

<第31回 三原浮城ふれあいコンサート>
10月27日(木)三原市芸術文化センター ポポロ
広島県三原市宮浦2丁目1-1

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