ポール・ディアノ、3時間に及んだ膝の複雑な手術が終了

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元アイアン・メイデンのヴォーカリスト、ポール・ディアノが、今週初め、クロアチアの病院で膝の手術を受けた。ディアノはこれで、再び自身の足で歩くことができるようになる見込みだという。

◆ポール・ディアノ画像

アイアン・メイデン関連の本を執筆しているクロアチアのライターで、ディアノに付き添っているStjepan Jurasは、月曜日(12日)、「難しく複雑で3時間にも及んだ手術」が終わったと、Facebookを通じ報告した。2本の骨を繋いでいた医療用セメントが取り除かれ、カスタムメイドの人工骨と人工膝に置き換えられたという。今月終わりに退院予定で、その後はリハビリに励まなければならないものの、杖を使い歩けるようになれるそうだ。来年初めには、杖も必要なくなるだろうと予測されている。

ディアノは手術が無事終了したことで、同日、来年1~3月に南米でツアーを開催することを発表している。

ディアノは当初、自己負担金額がほぼ無料である国民保険サービスを利用し英国で手術を受けるはずだったが、数年間待たねばならない状況だったため、彼の友人でアイアン・メイデンが70年代半ば定期的にギグを開いていたロンドンのパブCart & Horsesのオーナーが昨年、プライベートで手術を受けさせたいと医療費を賄うための募金活動を始め、クロアチアの病院を手配できた。

ディアノは今年5月、同国で開催されたアイアン・メイデンの公演を訪れ、スティーヴ・ハリスやマネージャーらと再会。Cart & Horsesのオーナーはその後、「アイアン・メイデンのチームが親切にも、ポール・ディアノの手術費の残りを請け負うと同意してくれました。アイアン・メイデンは地上最高のバンドというだけでなく、心優しく、素晴らしいチームに支えられています。この素晴らしいニュースの結果、募金運動は6月21日をもって終了します」と、アイアン・メイデンから支援があったことを伝えていた。



Ako Suzuki
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