【俺の楽器・私の愛機】1086「ポン乗せ今昔と暴走その後」

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【グレコ レスポール ほか】(川崎市高津区久本 TAMASA)


連れがギターを始めまして、釣られて暴走の大波が訪れている昨今、みなさまいかがお過ごしでしょうか。995「運命の1本」のTAMASAです。

初々しいギタリストを見ていると“あの楽しさをこれから味わう事ができるのか…”と羨ましくなりつつ、思い出されるのは記憶の彼方の自分の姿。メイデンのProwlerに衝撃を受けて、こんなギターを弾きたい!と思ったのに、これが欲しい!と思ったのは何故かリック・スプリングフィールドが使っていた黒いギター(多分グレッチ)。翌日、何も分からずに衝動だけで飛び込んだ木更津の楽器屋で「あった!これだ!!」と初めて買ったのが、グレコのジョン・サイクスモデルでした。はい。グレッチとは似ても似つきませんね。

今の様にロックギターの初心者用の教材なんてほとんどなかった時代。オルタネイトは出来ないけどライトハンドは達者という、練習の順番を勘違いしていた時期を過ぎ、大きく躓いたのは、半年くらい経った頃。寝ても覚めてもラウドネスになっていた時期でした。

「この頭の爆撃音、俺のギターじゃ弾けないの!? そんな事ってあっていいの!!??」アーム問題の勃発です。必死に調べて、フライングローズ(何故か当時こう思い込んでいまして)は大改造が必要、ケーラーは高いし小改造も必要、うーん…となっていた所、ヤングギターで見つけたのがこれ、日本製のポン乗せトレモロユニット「SHIFT-2001」でした。

雨の中、お茶の水の楽器店の地下部品フロアに急いだ所、急な階段を滑り落ちて動けなくなった目の前に、しっかりとありました。あの階段、危なかったんですよ。マジで。

あれから40年近く。今でもSHIFT-2001はしっかり動いています。きっと2001年が遥か未来だったのでしょうね。グレコのジョン・サイクスも、色々ツッコミどころはありつつ、今でも何の問題もなく鳴っています。問題は一つだけ。久しぶりに抱えてみたら、腰を痛めかけまして。測ってみたらこいつ、5.4キロもありました。そりゃ当時、ライブでギター回しして転ぶわけですね。

そして現代の、フライングローズ改めフロイド・ローズFRX。ひょんなことから手に入れたSG1300ベースのカスタムモデルに、やっぱトレモロないとねーっと本国から2台取り寄せたなかなかの逸品です。スタッド位置が合わなかったためSGにはポン乗せとはいきませんでしたが、レス・ポールには正にポン乗せでした。ただ、40年前のSHIFT-2001、現代のFRXと比べてみても、とても良く出来ていると思うんですよね…

おまけは運命の1本その後です。増殖しています。PEは「レス・ポールの形が好きだけど、重くて体に当たるところが痛い」という、連れ用のギターですが、価格とクォリティのバランスがバグっていますね。

気付いたら、1ヶ月余りでギター3本、エフェクターだアンプだと…。これも全て連れのせいです。仕方ないですね。





   ◆   ◆   ◆

奥方がギターを始めただなんて、天国に舞い降りたも同然。こんなラッキー街道、歩いたことありません。それにしてもナチュラルキルト・シリーズ、イッちゃってますね。奥方も加担しているというところが抜け出せない重症度を物語っています。1980年代はポン付けロック式トレモロも色々ありましたね。私はレスポールにポン付けしました。見た目はフロイドローズまんまで、バネが平行に張られていたっけ。アップやフローティングはできなかったけど、ダウンはゴリゴリにできました。でもね、弦鳴りがシャバシャバでサウンドの劣化が激しかったんだよなー(遠い目)。追記:沼トラップを感じたので、フェニックスには触れないでスルーします。(JMN統括編集長 烏丸)

★皆さんの楽器を紹介させてください

「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。

(1)投稿タイトル
 (例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
 (例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
 (例)トラヴィス・ビーン TB-1000
 (例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
 (例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
 (例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
 ※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
 ※最大5枚まで

●応募フォーム:https://forms.gle/KaYtg18TbwtqysmR7

「楽器人の投稿がmusic UP'sに掲載されます」

全国約1,000カ所の音楽関連スポットで、毎月20日に配布中されるフリーマガジン「music UP's」にて、楽器人の特集を掲載、【俺の楽器・私の愛機】で紹介された投稿の中からあなたの愛機をご紹介させていただきます。

※毎月の掲載数は2~4件ほどの予定です。選出はBARKS編集部で行ないます。
※掲載の選出対象は【俺の楽器・私の愛機】コーナーにて2022年5月30日以降に掲載された投稿が対象となります。

引き続き【俺の楽器・私の愛機】をお楽しみください。今後ともBARKS楽器人をよろしくお願いいたします。

◆【俺の楽器・私の愛機】まとめページ
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