【インタビュー】愛に溢れた女になりたい眉村ちあき、LINE CUBE SHIBUYAワンマンは「大海にします!」

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■TikTokでも「ライブ行ってみたい」って言ってくれる人がめっちゃ増えてる

──1人でやる時もトラックを一旦止めたりして、ミュージカルを始めることがありますよね。

眉村:そうですね。ミュージカルを思いついちゃった時は、止められないです。前に渋谷のビレバンでイベントをした時に11分間くらい1人でミュージカルをやっちゃって、「なんの現場?」っていう空気になっていました(笑)。あれはさすがに長過ぎたと思っています。でも、次から次へとストーリーが思い浮かんじゃったんですよ。今後は初めて来てくれたお客さんをびっくりさせ過ぎないような、お手柔らかなミュージカルをしたいと思っています。

──即興でいきなり歌い始めた曲が、後に正式な曲として音源化されたケースもありますよね? 「旧石器PIZZA」って、そうじゃなかったでしたっけ?


眉村:あの曲はYouTube配信で曲を作っていた時ですね。「入れて欲しいワードある?」って言って、コメント欄に来たワードがああなったんです。コメント欄にみんながたくさん書いてくれたんですけど、3単語くらいしか採用しなくて、あとは断りました(笑)。マユムラーは配信中に私が歌詞を考えていると、いろいろアイディアを送ってくれるんですけど、言われたワードは使いたくないんです。

──募集しているのに、ものすごい矛盾(笑)。

眉村:「絶対に使わないぞ!」っていう気持ちでいつも募集しています。みんな、かわいそう(笑)。

──(笑)。前回のツアーでトラックをいろいろ変えていたという話で思い出しましたけど、せっかく作ったデータが消えちゃって号泣したことがありましたよね?

眉村:ありました。全部消えちゃって、再起動しても駄目だったんです。もうリハが始まる時だったのに、「リハできません……」って。そしたらマニピュレーターさんが復活させてくれて、「まじ神!」っていう感じでした。

──Zepp Hanedaの直前でしたっけ?

眉村:はい。Zepp Hanedaのリハだったと思います。その日しかスタッフさん全員が揃わなくて、いろいろやらなきゃいけなかったんです。通しリハができなくなりそうで、膝から崩れ落ちて、「絶望!」っていう感じでした。

──バンドだったら、データが全部消えてリハがストップするようなトラブルはないですよ。

眉村:そうですね。安心です。

──兼松さんとの出会いは、「冒険隊~森の勇者~」の時でしたっけ?

眉村:はい。「やさいせいかつ」も一緒に編曲をしたんです。兼松さんと何曲か一緒にやっている途中で「この人すげえ!」ってなって、その後に「こんなにすごい人がいるんだったら、私は何のために生きてるんだろう?」って(笑)。でも、その後に「やっぱ兼松くんだなあ」ってなって、去年の中野サンプラザで音楽隊をやって「すげえ! プロってすごい!」ってなったんです。だからもう病まないように気をつけます。


──眉村さんは頻繁に病みつつも復活が早い印象があるんですけど、実際はどうなんですか?

眉村:スタッフのみんなが復活させてくれるんですよ。私の良いところをすごく言ってくれて、お菓子くれたりするから元気になります(笑)。病みの度合いが、まだ甘いのかな? みんなが遊んでくれるから復活できます。

──兼松さん以外の音楽隊のメンバーは、どのような繋がりなんでしょうか?

眉村:ギターのqurosawaくんは、昔から知り合いです。「眉村ちあきベイビーズ」っていうバンドでやった時のメンバーだったので。下北沢ERAでやった時のでか美さんのバンドのメンバーだったんです。その時、私は転換アクトで10分だけ曲をやったんですよね。帰り際に「めっちゃ良かったっす! もしバンドをやる時は、僕とやりませんか?」って言ってくれて、当時はバンドをやる気はさらさらなかったから、「あっ。はーい」って帰りました(笑)。でも、その後に「バンドやりたいな」って思った時に真っ先に思い浮かべました。今、あいみょんのギターをやっていますけど、北海道であいみょんと日程が被ったことがあって、「ラーメン屋にいるよ」ってくろちゃんに連絡したら来てくれたんです。たまたま持っていた虫の素揚げをあげました。ラーメン屋さんで虫を食べさせられたくろちゃん(笑)。そういう関係です。

──ドラムの吉田さんとベースの越智さんは、「冒険隊~森の勇者~」のレコーディングにも参加していましたよね?

眉村:はい。あの時もお世話になりました。

──サックスの小西さんも加わった昨年の中野サンプラザでの音楽隊のライブは、すごく良かったですよ。

眉村:ありがとうございます。でも、映像を観ると「なんだ、このカスボーカルは?」ってなるんです(笑)。

──(笑)。それが先ほどおっしゃった、最近、歌が上手くなったっていう感覚?

眉村:はい。中野サンプラザの映像をYouTubeでみんなと一斉に観るプレミア公開視聴会があって、コメント欄にみんなが「この曲、すごくいい!」「歌上手い!」って書いてくれたんですけど、私だけが「なんだ、この下手くそ!」「意識が低過ぎる」って、めっちゃアンチみたいなコメントをして(笑)。私、○○○○○○っていう裏アカをYouTubeに持っていて、間違ってそのアカウントでアンチコメントを書いちゃったんですけど。

──危険なアンチとしての存在感をコメント欄で放ってしまったんですね?

眉村:はい。「アカウント間違いました!」って言いました(笑)。

──ライブ映像を観て「ライブ行きたい!」って思ったみなさんも、LINE CUBE SHIBUYAに来てくださるんだと思います。

眉村:ね? TikTokでも最近、「ライブ行ってみたい」って言ってくれる人がめっちゃ増えていて、女子高生が増えたんです。「若い女の子や!」ってなっています。みんながライブに来やすいような雰囲気作りをしたいですね。「ライブに行くのが初めてなんですけど、1人で行っても大丈夫ですか?」っていう質問がめっちゃ来るんですけど大歓迎です。

──マユムラーは平和な人たちですし、安心して来ていただけますよね。

眉村:そうなんですよ。おじさんも妖精さんみたいな人たちで、ほんと平和ですから。最近は「半分強、女子じゃない?」っていう感じになって、女性のお客さんも増えているのが嬉しいです。

──TikTokは、ずっと力を入れ続けていますよね?

眉村:はい。この2年くらいですね。この夏休みですごいバズって、「夏が勝負」って言っているユーチューバーの気持ちがちょっとわかりました。音楽隊のライブに来てもらえるように、TikTokも頑張っていきたいです。

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