ザ・ピーナッツ、布施明のオリジナルEPが当時のアートワークそのままに全世界配信

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ザ・ピーナッツ、布施明のシングル盤(EP)が、オリジナルリリース順にデジタル化、全世界ストリーミング配信されることが決定した。

発売から60年経ちながらいまだ輝き続ける楽曲たち。海外からの評価を受け、キングレコードから発売されたザ・ピーナッツのEP70枚、布施明53枚を、半年のスパンで定期的に配信していく。

ザ・ピーナッツは、ガールズグループの元祖でもあり、現在でもドラマやCMソング、カバーなどで幅広く親しまれている。とりわけ日本人アーティストの海外進出の先鞭をつけた存在であることが語り継がれており、この度、ストリーミング時代にふたたび海外デビューを果たす。

布施明は、その唯一無二の歌声で、海外を視座に入れながら、アーティスト性の高い作品を発表。現在も、俳優、エッセイストとジャンルを超えて、エンターテイナーとしての領域を広げ続けている。

当時のリリースの主体はシングル盤であり、リリース毎のイメージ戦略、楽曲やアートワークに力が注がれていた。中でもアートワークはバラエティに富んでおり、ストリーミング等の新展開においても展開歴史的価値が見直されている。

また、特筆すべきは音源のクオリティーだ。1960~70年代は現在の録音方法とは大きく異なり、マルチトラック収録環境がなかったため、ほぼ一発録音が基本だった。マスターはアナログテープという物理メディアしかなく、コスト面に制約があったことも一因であるが、そのための細やかなマイクセッティング、ミキシング、ミュージシャンのテクニック、レコーディングチームとしての一体感が記録されている。ヒリヒリする緊張感が伝わるような、テープ由来の艶やかな音像が、キングレコード関口台スタジオの伝承の技術によって鮮やかに再現されている。

配信の第一弾は10月14日(金)ザ・ピーナッツ「可愛い花/南京豆売り」(1959年)、布施明「君に涙とほほえみを/そよ風を君にあげよう」(1965年)からスタートする。

また、ザ・ピーナッツは、YouTubeのオフィシャルアーティストチャンネル(OAC)を開始。随時最新情報を展開予定だ。

リリース情報

配信情報
2022/10/14配信
■ザ・ピーナッツ
可愛い花/南京豆売(1959/4/30)
キサス・キサス/チャッキリ・チャ・チャ・チャ(1959/6/30)
情熱の花/米山さんから(1959/10/10)
乙女の祈り/ばってん、ばってん、ばってんてん-熊本県民謡「おてもやん」-(1960/2/29)
悲しき16才/心の窓にともしびを(1960/3/31)
月影のナポリ/白鳥の恋(1960/6/30)
パパはママにいかれてる/マイ・ホーム・タウン(1960/9/10)

■布施明
君に涙とほほえみを/そよ風を君にあげよう(1965/5/10)
さすらいの丘/青春の別れ(1965/7/10)
若い明日/貴様と俺(1965/10/10)
100発100中/太陽のかけら(1965/12/1)
おもいで/悲しき旅路(1966/3/1)

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