石月 努、ソロ10周年アルバム『TEN』リリース＋ライブ＜TEN TO TEN＞開催決定

石月 努が11月7日、約1年ぶりのオリジナルアルバム『TEN』をリリースすることが発表となった。

◆石月努 画像

FANATIC◇CRISIS解散から7年の沈黙を破り、2012年、シンガーとして再始動。自らが望む環境で自由に、伝えたい音楽だけを追求してきたソロ活動は、今年で10年を迎える。アルバム『TEN』には過去から現在まで、環境、人、出来事、記憶など、ソロシンガー石月 努を創り上げたすべてが独自視点で描かれているという。生きる意味、命の尊さ、そして人生の奥深さに迫る内容だ。

アルバムは、世の中の喧騒から一瞬にして天界のように幻想的な世界へと誘う「点と天」で幕を開け、目線を少し変えることで変わらない日常が輝き出すことを綴ったアップチューン「アロスとエレゴン」へ。そして、現代社会へのメッセージがストレートに突き刺さる「サイケデリックパラダイス」、郷愁を誘うメロディと共に少年時代と変わらない音楽への衝動と情熱を投影させた「BOY」などが続く。

先行配信シングルにしてアルバム収録曲「PRAYBOY」は、FANATIC◇CRISIS解散から17年ぶりに転生したFANTASTIC♢CIRCUSのkazuyaが作曲を手掛けたミドルナンバーだ。聖なる鐘の音で始まり、流麗なメロディに乗せた憂い帯びた歌声が琴線に触れる。また、ラストソング「タイムマシーン」では1曲目「点と天」の一節へと展開する仕掛けが施されるなど、無限ループして聴きたくなる仕上がり。

特筆すべきは、進化を続ける天性の歌唱力だ。歌声と強力なメッセージが聴く者の心を揺さぶり続ける。ソロワークス10周年を締めくくる『TEN』というタイトルには天と点の意味も込められているとのこと。予約はオフィシャルサイトにて。

石月 努は11月12日、原宿ルイードにてライブ＜TEN TO TEN＞を開催することも決定している。ゲストミュージシャンとして盟友kazuyaも参加するとのこと。

文◎牧野りえ