【ライブレポート】『カリスマ』有観客イベント<カリスマ ワールド エキスポ>開催。新情報も続々

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二次元キャラクタープロジェクト『カリスマ』が、9月にファーストアルバム『カリスマ ワールド』をリリース。これを引っさげ、10月30日(日)に<カリスマ ワールド エキスポ>と題した有観客イベントを行った。

◆イベント写真

2021年10月から本格始動した『カリスマ』は、“七人のカリスマ”たちの共同生活を描いたドラマ(公式YouTubeチャンネルで配信)を中心に展開。ドラマ各話では、カリスマ一人ひとりが自身のカリスマ性をいかんなく発揮し、少しずつカリスマを溜め込んでいく“カリスマチャージ”を行ってきたが、2022年に入ってからは、これが限界点に達して一人ずつ順に“カリスマブレイク”という状態になり、同時にソロ楽曲とミュージックビデオが発表されるという、“凡人”では予想もつかない“カリスマ”な流れを見せてきた。この楽曲をすべて収録したのが、『カリスマ ワールド』だ。さらに、<カリスマ ワールド エキスポ>では、同アルバムに収録された七人それぞれのソロ曲&全体曲を余すことなく披露し、観客たちを酔わせた。ここでは、第1部の様子をレポートする。


大地の息遣いが聞こえる壮大なVTRからはじまったオープニングでは、七人のカリスマによる楽曲「めちゃめちゃカリスマ」「カリスマ1週間」を陽気に披露。テープカットで開幕を宣言し、「凡人共がいる……!」(凡人=ファン)の総称と満席の客席を見てを喜ぶと、ソロ楽曲の“パビリオン”へと移った。まずは、最初にカリスマブレイクした秩序のカリスマ・理解の出番だ。七人のカリスマ声優たちが「最近やってしまった愚かなおこない」を次々に発表。「20kg痩せたのに、15kgリバウンドした」(小野)、「指をさした先におじさんがいて、ほっぺをプニッとしてしまった」(日向)などと懺悔していくと、理解役の山中が「お前ら全員反省しろ! もう二度と秩序を乱すな!」と公開説教。壇上でカリスマを急速チャージしていき、そのまま『秩序宣言』を披露した。山中以外のカリスマ声優たちもステージのわきでその勇姿を見守って、“秩序のパビリオン”を楽しむ。一方の観客も、序盤から濃度高めな『カリスマ』の洗礼にクラクラしながら熱い拍手を送った。


その後も、カリスマブレイクした順にミニコーナーとソロ楽曲が披露された。2番手は、自愛のカリスマ・テラによる“自愛のパビリオン”。これにちなみ、「気持ちよくいじられることができる」(細田)、「メガネ」「泣きぼくろ」「ちゃんと熱中できる」(どれも山中)と、「自分の好きなところ」を発表していくと、めいっぱいチャージされたテラ役の大河が「自分を愛することって、幸せーーー! LOVE MYSELF!」と絶叫し、「LOVE MYSELF」を歌唱。ダンサー2人と軽やかにステップを踏み、服従のパビリオンへと繋げた。続いてステージのセンターに立った福原は、服従のカリスマ・依央利として、山中、日向、大河を指名。「ドSワードで命令して」と渇望した。数々の命令のなかでも、福原の心を射抜いたのは日向の「鉄板が熱いか触って確かめて(※要約)」。雑に言い放つ語調も福原好みだったようで、屈託のない笑顔で「滅私! 貢献! 奉仕!」と叫び、「命短し尽くせよ奴隷」をにこやかに歌い上げた。



反発のパビリオンでは、「今後の『カリスマ』関連の活動で『NG』にしたいこと」をそれぞれ提示。「熱湯風呂」(橋詰)、「俺がいない特番での弁当レベルアップ(※過去に『カリスマ』公式YouTubeチャンネルにて月に1度生配信されていたレギュラー番組でゲームの賞品として豪華弁当をゲットしたものの小野はスケジュールの都合で欠席となり豪華弁当を食べることができなかった。)」(小野)と次々に発表していくなか、細田は掲げたのは「ゲテモノ食レポ」。かなりの偏食で食べられるものが限られているから「絶対やりたくない」と完全拒否をした。しかし、直後に細田1人がスクリーンに映し出され、軽快なファンファーレが。まるで何かが決定したかのような意味深な展開に、細田は大いに動揺。「ぜってーやらねーーー!」と大絶叫し、直後の「LONE WOLF」にも熱がこもった。


そして次なる性のパビリオンでは、「『ケツパラガス』で盛り上がる」という、他に類を見ない催しが行われた。「ケツパラガス」とは、ドラマ#30で天彦が本能のままに口にした早口言葉のこと(※アルバムではカリスマ声優が早口言葉に挑戦したものを聴くことができる)。しかも今回は「甘ケツ」(低速)、「激ケツ」(中速)、「ケツ極」(高速)、「ケツ極DX」(超高速)とテンポを変えて一人ずつ披露したが、ケツパラガス犠牲者となった小野、日向、細田は見事クリア。橋詰も信じられないほど高速の「ケツ極DX」に苦しんだが、観客の拍手喝采を受けてなんとかクリアとなった。繰り返し会場に轟く「ケツパラガス」に感極まった橋詰。「エクスタシーーー!」と叫び「VIVA LA LIBERATION」へ。待望の“生ボボンガリンガ”に、観客たちは歓喜のペンライトを掲げた。



その後は、内罰のパビリオンを回る時間。ボボンガリンガですっかり温まった会場を、カリスマ声優たちの自虐が響き渡った。「かつみです。最近、起きてからやる気が出るまで5時間くらいかかります」(福原)、「スマホ、どこにあるんだろう?って探したら、冷蔵庫の中にありました」(山中)といった自虐は、ピンスポが当たるなかでつぶやくと雰囲気満点。ラストを飾った「サクです。このあと1曲歌うんですが、きっと盛り上がらないですよね。だって全員歌う流れだから、僕もお情けで歌わせてもらえるだけですから。サクです、サクです、サクです……」という自身の自虐すらも栄養に代え、「雪解」をしっとりと歌唱。観客をグッと引き込むと、ラストとなる正邪のパビリオンに案内した。ここでは、「アフレコに遅刻したが、スタッフも全員遅刻していたので遅刻にはならない」などのお題について「正」か「邪」かを議論。秩序としては駄目だけれど、譲歩してもいいのではという山中や、「全員遅刻しているということは、原因は他にあるはず」と別視点でせめる橋詰など白熱し、カリスマチャージも捗った。そして、「When The Charisma Go Marching In」を披露。オレンジの照明とペンライトに染まる場内で、小野のクールな歌声が響いた。


こうして自身のカリスマ性を示し、それぞれに“カリスマボール”を手に入れた七人。七つ集まったボールは、1つに合体しまばゆい光を放って「神」と書かれた球体へと変化(※映像演出)。その球体の導きにより全体曲「神の領域」を歌唱すると、彼らのカリスマは絶頂へ。正拳突きがインパクト抜群のフォーメーションダンスを披露した。これには、観客も静かに熱狂。ペンライトが心なしか力強く揺れた。


その後は、告知をはさみながら「カリスマっていいな」「おつカリスマ!忘年会」を歌い、「めちゃめちゃカリスマ」でエンディング。ソロパートでカリスマ声優として一人ずつ挨拶し、絵に書いたような大団円を迎えた。さすがはカリスマ、去り際までも華々しく、潔い。観客の拍手は、この日一番大きなものとなった。

11月からスタートする「イラストコラボリレー」や、2023年に連載がはじまるコミカライズ、2023年2月5日開催の「ほぼ全員集合イベント」といったイベントで告知された展開に加え、ドラマ2ndシーズンも控える『カリスマ』。今後の展開も凡人にはきっと予想できないし、想像すら難しく頭を抱えてしまうだろうが、だからこそ楽しい。ビクビクしながら待ち続けよう。

文◎松本まゆげ
写真◎江藤はんな(SHERPA+)

セットリスト

1.めちゃめちゃカリスマ
2.カリスマ1週間
3.秩序宣言
4.LOVE MYSELF
5.命短し尽くせよ奴隷
6.LONE WOLF
7.VIVA LA LIBERATION
8.雪解
9.When The Charisma Go Marching In
10.神の領域(リージョン)
11.カリスマっていいな
12.おつカリスマ!忘年会
13.めちゃめちゃカリスマ

アーカイブ配信情報

アーカイブ配信期間:
11月6日(日)23:59まで

視聴チケット価格:
4,620円(税込)

チケット販売期間:
11月6日(日)19:00まで

販売ページURL:
https://eplus.jp/charisma_st/

・主催・企画・制作
キングレコード株式会社 / EVIL LINE RECORDS

・お問い合わせ
HOT STUFF PROMOTION TEL : 03-5720-9999(平日12:00~18:00)
www.red-hot.ne.jp

カリスマ イラストコラボリレー

11月~2023年1月の3か月間にわたり様々なクリエイターによる『カリスマ』のイラストを公開する企画。
第1弾クリエイターは、自身の作品の制作に加え、キャラクターデザインやグッズデザイン、ミュージックビデオ等も手掛けているクリエイター“ギブミ~!トモタカ”。

『カリスマ』コミカライズ

・ストーリー漫画
「コミックDAYS」
原作:Dazed CO.,LTD. / 松原 秀
漫画:飛田漱
2月から隔週連載予定

・四コマ漫画
「デザート」
原作:Dazed CO.,LTD. / 松原 秀
漫画:萬田リン × 入野イオリ
1月24日(3月号)から連載開始予定

その他 漫画アプリでも掲載予定

<カリスマ声優ほぼ全員集合イベント~2023年もよろしくねスペシャル~>

開催日:2023年2月5日(日)
その他詳細後日発表予定

◆『カリスマ』公式サイト
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