【今さら聞けない楽器のア・ソ・コ】お題「音溝」

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“楽器”と一口に言っても、多種多様さまざまな部品から構成されているのはご存知の通り。え、そんなの知ってるわい!的なものから、古楽器のレアなところまで、今さら人には聞けない“楽器のア・ソ・コ”、ご紹介します。第72回のお題は「音溝」です。

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シンバルの表面にある延伸状の溝のこと。シンバルにこの溝を刻む加工をレイジング加工と呼ぶことから、音溝のこともレイジングと呼ぶこともある。

音溝は、シンバルの音に影響すると言われ、一般的には、レイジング加工されていないシンバルに比べて、音が明るく、反応も速く、サスティンも豊かになるとされている。また、音溝を細かく、深く刻むんでいくことでも、サスティンが豊かになると言われている。

音溝は、シンバルによって表側、裏側両方に刻まれているもの、片側だけに刻まれているものがある。もちろん、音溝を持たないシンバルもある。

サウンドに大きな影響を与える音溝だが、レイジング加工を施すことでルックス的にもシンバルらしい光沢が生まれるとされる。

文:竹内伸一



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