リッチー・ブラックモア「自分が脱退する頃、ディープ・パープルは少しモノフォニックだった」
森の中でひとりで16世紀や17世紀に作られた音楽を聴くのが好きだというリッチー・ブラックモアは、モダンな楽器を使いモダンなアプローチで音楽を作ることに興味がなく、何よりもメロディを大切にしたいそうだ。そういう点から、脱退前のディープ・パープルの音楽をモノフォニックだと感じることもあるという。
ブラックモアは『Long Island Weekly』のインタビューで、こう話した。「僕は、モダンな楽器を使うモダンなアプローチに興味がない。特定のことでシンセを使うときはあるが、他の楽器とどう展開できるか試してみるためだ。ベーシックでシンプルな音楽への回帰が第一だ。メロディは僕にとって非常に重要なんだ。だから、ディープ・パープルにいたときでさえ、終盤、僕が脱退する前、僕らの音楽はちょっとモノフォニックだった。メロディがあまりなかった。僕はメロディが聴こえないと、インスピレーションを得ることができない。いまのハード・ロック・バンドの多くにメロディがない。だから、僕は共感できない」
ブラックモアは今年、ブラックモアズ・ナイトのデビュー・アルバム『Shadow Of The Moon』(1997年)のリリース25周年を祝うツアーを開催。現在、アメリカで公演を開いている。
Ako Suzuki
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