【インタビュー】Da-iCE、「本気の歌とダンスを」

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■いろんなシーンを切り取ってステージに持っていく

──そして、10月19日には「Answers」もリリースされました。大野さん、花村さんがコライトしていますが、どういった流れで書かれたのでしょうか。

大野:最近、甘酸っぱい学生時代のような恋愛をした記憶がなかったので、「今までどんな恋愛をしてきたかな」って考えたんですけど、恋愛って答えがないじゃないですか。こういう時はこうするっていうのもないし、ルールもカップルごとだと思うし、答えを出したとしても1つではないし。そんなことを考えていた時に、ニュースで円周率の記事を見て。円周率って方程式はあるけど、今もずっと答えが出ていないから恋愛と掛けられそうだなと思ったのが始まりです。僕が骨組みだけ作って、想太に投げて、想太が素敵な歌詞を作ってくれました。

花村:0から1を生み出すのが一番大変なんですが、それを雄大くんがやってくれたので僕は肉付けしていくだけでした。むしろ1どころか100に近いくらいやってくれていたので、全然ストレスがなかったかも。この曲もね、結構時間がなかったんですよ。普段だったらテーマを一緒に話し合ってから作っていたと思うんですけど、僕がちょっと忙しくて雄大くんにお願いしちゃってました。雄大くんが良いテーマを投げてくれたんで、本当に一瞬で書けましたね。「足し」、「割る」、「引き」みたいな言葉や、「=」で“は”と読むとか、よく大輝くんがやっている言葉遊びみたいなものも入れて、完成って感じです。

大野:想太が数学にまつわるようなことを入れてくれたので、「そうそう、俺はこういうことを言いたかったんだよ!」って。ちゃんと汲んでくれたので嬉しかったですね。



──それぞれが書いた歌詞を見て、「らしいな」と思ったフレーズはありますか?

花村:それこそ、“円周率”はめっちゃ雄大くんっぽいと思いました。雄大くんが書く歌詞って、ワーッと読んでいる中に急にパンチラインが入ってくるんですよ。だからすごく印象に残るんですよね。そういうのが雄大くんの良さだなって思います。僕は割と周りにある言葉をかき集めちゃうタイプなんで。

大野:僕は、“確(たし)かにあった”、“駆(か)けひきが”、“引(ひ)き出しの”、“悪(わる)い噂が”の部分。“+、×、−、÷”が全部入っているのは、すげーなって思いました。しかもかなり早く上がってきたので、逆にストレスに感じたところでもあったんですけどね。

花村:いやいやいや(笑)!

大野:僕、円周率という言葉を出すためにすごく時間がかかったんです。なのにこんなに凝った歌詞をすぐに返されちゃうと流石にムカつくわって(笑)。想太は引き出しを開けるのが早いんですよね。僕は「この引き出しは何が入ってたかな」って確認しながら書いていくんですけど、想太は「これはあそこに入ってる、あれはこっちに入ってる」ってポンポン組み立てて行くからめっちゃ早い。


──パフォーマーの皆さんは、どんな曲だと感じていますか?

工藤:「Answers」は曲と振りが結婚した感じですね。何倍にもよく聴こえるし、円周率の表現なんかも視覚的にわかりやすくなっていると思います。個人的にはライブでやりたいんですよね。「Promise」や「CITRUS」もバラードですけど、こういうミッドに近いバラードは強さがすごくあると思っていて。構成がおもしろいって振りの評判もすごい良いし、歌詞にも雄大のロマンチストな部分がでているし。

──この振りもs**t kingz・shojiさんですよね。

和田:そうですね。「スターマイン」とは全く違うタイプの振りで、何重人格あるのかなって思います。

岩岡:これも余白がありますよね。待ちが多いんです。一つひとつ確実にやっていかないと早取りしちゃう。その塩梅がすごく難しいです。

和田:ちょっとでも気を抜くとのぺっとしちゃうんで、上手く見せるのが難しいですよね。shojiさんのキレがあってこそ、というか、抑揚があって成立する振りだと思います。だから本当に意識して踊らないと。

工藤:バラードってむずいよね。ダイナミクスがめっちゃ必要。早い振りはワーッて踊れば「すげえ」ってなるけど、ゆっくりな曲ほど不思議に動かないと、良い意味で気持ち悪く見えないし。

和田:そうそう。エモめなダンスとも違いますしね。シレッと振り変えようかな……。

工藤:ダメだよ(笑)! でもさ、そういう曲増えたよね。僕らで抑揚をつけなきゃいけないって意味では、「Sweet Day」もそうじゃない? そういう曲こそ真価が問われると思っています。



──2023年の6月から始まるツアー<Da-iCE ARENA TOUR 2023 -SCENE->でも見れそうですね。

大野:俺、忘れちゃうかも。前はリリイベがあったから体に染み込ませてからライブで披露できていたけど、今はそれが無いから怖い。

花村:たしかに! 「スターマイン」なんて全然歌い慣れてないもん。

工藤:順番が変わったよね。出来たてほやほやでテレビ収録、とか。

岩岡:初めてパフォーマンスするのがテレビ収録のリハとかもあるよね。

和田:テレビ収録で初めてガミなし(鏡を見ずに踊ること)ってこともあるから、焦ることもある!

──ちなみにアルバムタイトルかつツアータイトルの「SCENE」にはどんな意味があるのでしょうか。

花村:いろんなシーンを切り取ってステージに持っていこうっていうのが大きなテーマです。どんなシーンを持っていくかはまだ内緒! 乞うご期待です。

工藤:まだ何も決まってないので、未知です。けど、前回のツアーでバンドさんを入れるっていうライブが作れたので、さらに良いライブが作りたいとは思っています。バンドさんが入るか入らないかはまだ話し合っていないので決まっていませんけどね。

花村:難しいんですよ、どこにお金をかけるのかが(笑)。

──アリーナツアーの前に、ファンミーティングツアー<Da-iCE FUN MEETING TOUR 2023>もありますしね(笑)。ファンミツアーに向けてはどんな心境でしょうか。

花村:ファンミツアーの方は、ホールっていう近い距離でたくさんの方に見ていただいて、楽しみたいっていうことが大前提であります。アリーナツアーがDa-iCEの当たり前になってほしいんですよね。ホールのほうが近くて見やすいっていうお客さんもたくさんいらっしゃいますけど、Da-iCEはアリーナがポピュラーっていうイメージになってくれたらいいなって思っていて。でもお客さんの近くには行きたいじゃないですか。なので、ファンミツアーでは近い距離で皆さんと楽しめたらいいなと思っています。


──ファンミツアーはトークやバラエティ企画のみの構成ですが、Da-iCEのトークにおける武器はどこにあると思いますか?

大野:僕は何も考えてないっすね。

工藤:考えてますよ、あなたは。進行している横で、進行とは全く異なる面白いことを考えてる人です。

和田:面白いことを思いついたら、段々顔がニヤけてきますからね。

花村:話にも参加しなくなる(笑)。

工藤:会議とかしてるとわかりやすい。台本とか資料とか、1人だけ最後のページ見てたり、俺らは5ページ目まで進んでいるのにずっと1ページ目で止まってたり。そういう時は、勝手に関係ない面白いことを考えてる。

花村:人と同じ動きが全然できないですね。それが面白いです。

大野:ただ、「これはめちゃめちゃウケる」って思って話したことは、大体ウケないです。

一同:(爆笑)

花村:徹くんはほんまに面白いです。でも、能ある鷹は爪を隠すじゃないですけど、たまにしか本気出してくれないんですよ。

岩岡:……正直、僕はめちゃくちゃ面白いです。

花村:(笑)。徹くんがちゃんと爪を出してくれる時は、みんなめっちゃ笑います。

工藤:爪を出す時は絶対に会心の一撃だもんね。

岩岡:別にサボってるわけじゃないんですよ? よく喋る皆さんなので、僕は控えているだけです。

──ファンミツアーでは爪が出まくるかもしれないですね(笑)。

岩岡:そうですね。3公演に1回くらいは出します。

花村:いや、手抜いとるやん!

工藤:全公演やってくれ(笑)。

大野:(衣装がアイススケート選手風だった岩岡に向かって)4回転ジャンプにも挑戦するんでしょ?

岩岡:誰が氷上のプリンスだよ!

一同:爪、出た(笑)!

──(笑)。では最後に、ファンミツアーもアリーナツアーも楽しみにしているファンの方へメッセージをお願いします。

花村:2パターンのDa-iCEが見られるツアーになっています。ファンミツアーはトークの他にミニゲームもあります。企画の中で起こるハプニングがDa-iCEの良さだと思うので、その1回きりのハプニングを見に来てください。アリーナツアーはダンス&ボーカルグループとして仕事をしているDa-iCEを見てくれたらな、と。そしてそのギャップを楽しみつつ、平均年齢30歳を超えたおじさんたちのワチャワチャと、本気の歌とダンスを楽しんでいただけたらなと思います!

取材・文◎高橋梓
撮影◎野村雄治

リリース情報

■「イマ」
配信リンク:https://da-ice.lnk.to/IMA_DLSTR

■「Answers」
配信リンク:https://da-ice.lnk.to/ANS_DLSTR

DVD/Blu-ray『Da-iCE ARENA TOUR 2022 -REVERSi-』

2023年1月11日(水)発売

■豪華盤/初回生産限定盤(特典映像収録、SPECIAL LIVE PHOTO BOOK SET[Solo 5冊+Group1冊]封入)

[DVD5枚組(スマプラ対応)] AVBD-27600~4 ¥25,000(税込) ¥22,727(税抜)
[Blu-ray Disc5枚組(スマプラ対応)] AVXD-27605~9
¥25,000(税込) ¥22,727(税抜)

■通常盤(Da-iCE ARENA TOUR 2022 -REVERSi- LIVE PHOTO BOOK封入)

[DVD2枚組(スマプラ対応)] AVBD-27610~1 ¥6,600(税込) ¥6,000(税抜)
[Blu-ray Disc(スマプラ対応)] AVXD-27612
¥6,600(税込) ¥6,000(税抜)

収録内容
<Da-iCE ARENA TOUR 2022 -REVERSi->※各形態共通
・DOSE
・FAKESHOW
・It’s not over
・WATCH OUT
・UP to the Stars
・BET
・SWITCH
・Break out
・Limits
・Free Falling
・Chocolate Sympathy
・Sweet Day
・NIGHT OWL
・Promise
・CITRUS
・DREAMIN' ON
・Clap and Clap
・TOKI
・BACK TO BACK
・Kartell

Encore
・ホンネはJoke
・君色
・Live goes on
・スターマイン

「Da-iCE TWO MAN LIVE TOUR 2022 -REVERSi-」 ※豪華盤のみ収録
・BACK TO BACK
・Revolver
・Limits
・FAKE ME FAKE ME OUT
・Kartell
・恋ごころ
・Promise
・amp
・CITRUS
・Break out
・SWITCH
・Clap and Clap
・DREAMIN' ON

「Da-iCE Year end show 2021」 ※豪華盤のみ収録
・WELCOME!
・TOKYO MERRY GO ROUND
・DREAMIN' ON
・エビバディ
・TIME COASTER
・FAKESHOW
・Bubble Love
・Bodyguard
・amp
・DATE
・恋ごころ
・雲を抜けた青空
・CITRUS
・パラダイブ
・Phoenix
・BACK TO BACK
・Kartell

Encore
・Live goes on
・Melody

・特典映像 ※豪華盤のみ収録
「Da-iCE ARENA TOUR 2022 -REVERSi-」「Da-iCE TWO MAN LIVE TOUR 2022 -REVERSi-」ドキュメンタリー映像

■特典情報
ツアーロゴを用いたメモリアルなデザインとなります。デザインは後日発表。

◆全国CDショップ共通特典
豪華盤 → クリアファイル Aデザイン/ Bデザイン(各1枚)
通常盤 → クリアファイル Aデザイン(1枚)
【対象店舗】
全国CDショップ、各ECサイト
※特典は先着となります。
※一部取り扱いのない店舗やECサイトもございます。ご購入の際にお確かめください。

・予約サイトまとめ
https://da-ice.lnk.to/DAT2022

Da-iCE OFFiCiaL FUN CLUB a-i SHOP、Da-iCE OFFICIAL SHOP、mu-mo SHOP特典
豪華盤 → オリジナル手ぬぐい(1点)
通常盤 → ロゴステッカー(2枚セット)
【対象店舗】
・Da-iCE OFFiCiaL FUN CLUB a-i SHOP (ファンクラブログインが必要となります)
https://shop.mu-mo.net/avx/sv/list1?jsiteid=DOFC&categ_id=6900
・Da-iCE OFFICIAL SHOP
https://shop.mu-mo.net/avx/sv/list1?jsiteid=DICO&categ_id=6602
・mu-mo SHOP
https://shop.mu-mo.net/avx/sv/list1?jsiteid=mumo&artist_id=DAICE&categ_id=10101
※特典は先着となります。

◆ Da-iCE オフィシャルサイト
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