圭、ソロ初の2DAYSライブ詳細解禁

満月を迎える11月8日、夜空では“皆既月食”が起こり、その月食の最中に“天王星食”が起こるという天体ショーが442年ぶりに見られるというこの日。満月に対してひと一倍こだわりを感じているアーティスト・圭が、12月26日、27日に東京・渋谷ストリームホールで行なうワンマンライブの詳細とアートワークを解禁した。

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今回の公演タイトルは＜圭［ IIIIII ］＞。抽象的かつ意味深なタイトルが目を引く。さらに、アートワークにも2つのカッコのなかに6本の線が均等に配列されていて、“圭” のアーティストロゴも含め、アートワーク全体が“カッコ”と“線”で構成されたミニマルデザインになっている。そして、よくよく考えてみると、圭という名前自体、これをバラバラに解体してみると６本の線で構成されているのだ。となると、ここでは6本の線＝圭を表しているのではないかと考えるのが妥当だろう。

そして、ソロになって以降今回が初挑戦となるワンマン2DAYS。ライブは両日ともサポートメンバーに高松浩史（B／THE NOVEMBERS,Petit Brancon）、植木健象（Dr）を迎え、圭が今年行なったワンマンツアー＜SENSE OF WONDER＞以降継続している3ピース編成でのパフォーマンスとなる。また、ライブの構成もツアーで確立した歌もの、ギターインスト曲をバランスよく織り交ぜて、ギタープレイで楽曲のなかに没入させていく曲もあれば、躍動感ある歌ものナンバーではフロントマンとしてみんなをぐいぐい引っ張り、楽しませていく圭ならではのアクトとなる。今回の2DAYSは、ツアー、イベント出演を経て、それをさらにブラッシュアップしたものとなる予定だ。


公演の詳細も明らかに。今回は両日、コンセプトをガラッと変えたものになるという。“白圭”のアー写を掲げた1日目は、“［ IIIIII ］-DISMANTLING-”というサブタイトルがついていて、この日は2019年にリリースしたインスト作品『4 deus.』を全体に散りばめながら、解体を意味するDISMANTLINGをコンセプトにした公演となる。この日は、歌ものも自分の内側を解体し、爆発していくような激しく、退廃的なエネルギーをもった『4 deus.』に合わせた選曲となる。『4 deus.』のナンバーを健象が叩くのは今回が初。細かいフィルを入れたダイナミックなドラミングと圭のギターが当日、どんな『4 deus.』空間を会場に生み出すのか、注目だ。


そして、“ピンク圭”のアー写を掲げた2日目には、“［ IIIIII ］-REBUILDING-”というサブタイトルがついていて、この日は2022年にリリースしたインスト作品『utopia.』を全体に散りばめながら、再建を意味するREBUILDINGをコンセプトにした公演となる。前回のツアーも『utopia.』曲を使った構成だったが、圭のなかで改めて今作の解釈がより明確なものとなったいま、前日にバラバラに解体したばかりの自分を、どうREBUILDINGしていくのかがリアルに肌感で味わえるところが見どころの公演となる。

自らを1本の線という記号になるまでDISMANTLINGし、それをREBUILDINGしていった先に、新たに生まれる自分とはいったいなんなのか。本公演のアートワークの奥で光るスペースは、未来に繋がる扉とも解釈できる。この扉に向かう、その架け橋となるような新曲を2日間ともステージで先行公開するという圭。どちらも、自分が歌い、ギターを弾くことを前提として作ったオリジナル最新曲だ。この最新曲を演奏し、扉を開けた先にどんな自分が待ち受けているのか。こちらの公演のなかで、圭から重大発表が告げられる。


◼圭 コメント
初の2DAYSライブということで、2日間でまったく違った対比、体験を届けられるチャンスをとても楽しみにしています。大きな転換のタイミングでもあった今年の終わりに…また新たな夢をみたいなと思ってます。