ナザレスのオリジナル・シンガー、ダン・マッカファーティーが死去

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60年代から活動するスコットランド出身のハード・ロック・バンド、ナザレスの創設メンバーの一人であるヴォーカリストのダン・マッカファーティーが、11月8日、亡くなった。76歳だった。

◆ダン・マッカファーティー画像

1968年から現在に至るまでナザレスに在籍し続ける唯一のオリジナル・メンバーであるベーシストのピート・アグニューは、「ダンが本日12時40分に亡くなった」とバンドのFacebookを通じ、訃報を伝えた。

「これは、僕が行わねばならない最も悲しい発表だ。Maryannと家族は、素晴らしく愛情に溢れた夫、父親を、僕は親友を、そして世界は史上最も偉大なシンガーの一人を喪った。いまは、動揺していてこれ以上のことは言えない」

マッカファーティーは1968年にピート・アグニュー(B)、マニー・チャールトン(G)、ダレル・スウィート(Dr)と共にナザレスとして活動を開始。「Broken Down Angel」「Bad, Bad Boy」「This Flight Tonight」、エヴァリー・ブラザーズの「Love Hurts」のカヴァーなどがヒットした。

ナザレスのサウンドを特徴づけるヴォーカリストだったマッカファーティーだが、2013年、健康上の問題からライヴ活動が困難となりバンドを脱退した。彼は当時、『Classic Rock』誌のインタビューで、慢性閉塞性肺疾患が悪化し、突然呼吸ができなくなると話していた。長時間のライヴ・パフォーマンスは無理なものの、2019年にはソロ・アルバム『Last Testament』をリリースするなど音楽活動を続けていた。



Ako Suzuki
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