【ライヴレポート】KIRITO、アルバムツアー開幕「覚悟しておいてください」

KIRITOが11月12日、YOKOHAMA Bay Hallにて＜KIRITO Tour 2022-2023「THE CREATING REAL WORLD」＞をスタートさせた。ソロ本格始動を告げたアルバム『NEOSPIRAL』を掲げて行われる同全国ツアー初日のオフィシャルレポートをお届けしたい。

◆KIRITO 画像

2022年1月をもってAngeloが無期限活動休止となって以降、間髪入れずにKIRITOはソロ名義で怒涛の活動を展開してきた。そんな彼が生み出したアルバム『NEOSPIRAL』は、言わばこの1年間の集大成であると同時に、ヴォーカリストKIRITOの新たな幕開けとなる。それゆえ今ツアーは、新作を引っ提げたツアーにとどまらない、大きな意味合いを持つことは明らかだ。実際この日、KIRITOはこう告げたのだった。

「やっと始まりを迎えられた気がします」──KIRITO


ライヴは、海(G／vistlip)、JOHN(G)、Masa(B／NOCTURNAL BLOODLUST)、Allen(Dr)という過去にもKIRITOとステージを共にしてきた面々がサポートを務め、『NEOSPIRAL』収録全12曲を中心にパフォーマンス。より攻撃性を増したヘヴィサウンドを武器に、白熱のステージを繰り広げていった。

11月の関東5公演については最新のガイドラインに則り、マスクを着用したうえで歓声や声援等の発声が可能な公演として実施されることが事前アナウンスされていた。KIRITOが立つステージとしては2020年2月以来、約2年9ヵ月ぶりの声出し解禁ライブとなったわけである。オープニングや各曲間にはフロアからKIRITOの名前を呼ぶ声が、ハードナンバーでは拳とともにOiコールの掛け合いが響き渡るという、久々の光景が見られたのだった。



ツアー＜KIRITO Tour 2022-2023「THE CREATING REAL WORLD」＞は、11月13日に同会場で第二夜となる公演を開催。その後、全国を巡り、年明け2022年1月7日および8日のSpotify O-EASTにてファイナルを迎える。KIRITO曰く、「今までのツアーとは全然違うものになるから覚悟しておいてください」とのことだ。なお、現状では12月以降の公演は再び声出し禁止として実施予定だが、各地のガイドラインの改訂に伴い、変更の可能性もあるという。

KIRITOは12月27日、グランドプリンスホテル新高輪 大宴会場 飛天にて自身初のディナーショー＜KIRITO Dinner Show 2022「LIMITED – A new kind of cell -」＞を開催することも決定している。