ロバータ・フラック、筋萎縮性側索硬化症により歌うことが不可能に

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「Killing Me Softly With His Song(やさしく歌って)」「The First Time Ever I Saw Your Face(愛は面影の中に)」などのヒットで知られるR&B界のレジェンドの一人、ロバータ・フラック(85歳)が、筋肉の機能が低下していく難病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)を患っていることが明かされた。

◆ロバータ・フラック画像

彼女のマネージメント会社は11月14日、「歌うことは不可能で、話をするのも容易ではない状態です」との声明を出した。しかし、「ALS如きでこのアイコンが沈黙することはありません。彼女は音楽、創作面での探求を続けていくつもりです」と言い、1月には児童書『The Green Piano: How Little Me Found Music』の出版を計画していると伝えた。

来週には<ニューヨーク・ドキュメンタリー映画祭>で、フラックのドキュメンタリー『ROBERTA』がプレミアされる。1月にはこれもアメリカでPBSから放送される予定。

フラックはこれまでに4度グラミーを受賞。1973年に「The First Time Ever I Saw Your Face」、1974年に「Killing Me Softly With His Song」がレコード・オブ・ザ・イヤーに輝き、2年連続で同賞を獲得した初のアーティストとなった。2020年にはグラミー賞 特別功労賞生涯業績賞が贈られている。

名盤『Killing Me Softly』は2023年、リリース50周年を迎える。



Ako Suzuki
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