インド古典音楽とドリーミーなシンセを用いて独自の世界観を描き出すアミ・ダング、新作『The Living World’s Demands』で日本デビュー

ポスト

インド古典音楽とドリーミーなシンセを用いて独自の世界観をを描き出す、ボルチモア出身のパンジャブ系アメリカ人シタール奏者/ソングライター/アンビエント・ミュージシャンのアミ・ダングがLeaving Recordsからは2作目となるニュー・アルバム『The Living World’s Demands』で日本デビューすることが決定した。

◆アミ・ダング 関連動画&画像


人類が世界と自分自身に課してきた課題への嘆きとして構想された本作は、2019年の『Parted Plains』でインドの要素とシンセサイザーの音やテクスチャーを融合させたエレクトロニック・アンビエント・トラックで浮遊感と至福のアンビエンスを見せたが、2020年のコラボ作品『Galdre Visions』(Green-HouseとNailah Hunterも参加する真正のアンビエント・スーパー・グループ)ではヴォーカル主体のポップ界の領域を開拓した。

今作は『The Living World’s Demands』というタイトルにあるように、生きている世界と同じように複雑でニュアンスがあり、貴重な、非常に喚起的で表現力豊かなコレクションと言える。トラウマ、サバイバル、抵抗、自暴自棄、正義の憎悪、貪欲、恐怖、不正などを反映するテーマが含まれているが、その音楽は陶酔的で、息を呑むほど魅力的で美しい。また軽快なシタールのラインは、予想外に幅広いシンセシスのスペクトルで輝きを放ち、インド古典打楽器はドラムプログラミングを通してガタガタと蛇のように鳴り響く。そして、英語とパンジャブ語の歌詞を持つアミの驚くべき歌声は、現代と伝統の両方のテクスチャーを持つ絹のような糸で巧みに彼女の2つの世界を織り上げていると言っていいだろう。


『The Living World’s Demands』

2022年12月16日(金)※デジタルは11月4日
PLANCHA / Leaving Records
ARTPL-186 2,200 yen + 税
※ボーナス・トラック1曲収録
※日本独自CD化
※解説付き

■TRACK LIST:
01. A Muted Crime
02. Sensations
03. Bālnā | ਬਾਲਣਾ
04. Betting on the Bull
05. Oh Dha Ta Na (Tarana)
06. A Windy Mind (prologue)
07. ਸੰਤਹੁ ਮਨ ਪਵਨੈ ਸੁਖੁ ਬਨਿਆ (Unstruck Sound)
08. Circuit
09. Become
10. Cerulean (CD Bonus Track)

◆アミ・ダング オフィシャルサイト
この記事をポスト

この記事の関連情報