【連載】Hiroのもいもいフィンランドvol.119「ファンにとっては嬉しいサイン会が最近復活」

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ニューアルバム発売などにあわせて以前はちょくちょくあったサイン会、新型コロナでしばらく見かけなかったですが、この夏ぐらいから復活。この秋いくつか参加してきました。



マイケル・モンローから実話に基づく絵本「Makke ja Nupu」(マッケとヌプ)が発売になりヘルシンキであったブックフェアに絵本のイラストを手掛けたイロナ・パルタネンとともに出席。インタビューの後サイン会がありました。サイン会のテーブルには長い列ができ、なかなか進まない。途中で係の人が「パーソナルなサインをしているため時間がかかってますがしばらくお待ちください。」といいながら回ってきました。自分の番が来るとどんなふうにパーソナルなのかがわかりました。まず名前を聞いて名前を入れて音符や星やハート付きでサイン。加えて漫画家シマあつこ先生の8ビートギャグで描かれてる自分のイラストのスタンプ3種類を皆に押していたようです。もちろんおしゃべりしたり一人一人に丁寧に対応。なるほど時間がかかるわけだ。でも待ち時間は長くなってもサインもらう側としては嬉しい対応ですよね。そして2ショットをお願いしたら、普通はテーブル越しにちょっと体を乗り出して一緒に写るって感じですが、素早くテーブルまたいで隣にでて来てくれました。これはもう足が長くて体が柔らかくないとできない動作ですよね。絵本発売ということもあって小さい子供連れの人もいたのですが、その場合はちゃんと子供の横に行ってかがんで2ショットに応じてました。







The Rasmusもこの秋ヘルシンキでサイン会がありました。しかもなんと2回も!最初にあったのはThe Rasmusの本発売に合わせてヘルシンキのど真ん中Kamppiショッピングセンターの中で。人の通りが多いその場所ではよく無料のイベントが行われているのですが、この日はステージも設置され、まずは3曲ライブ演奏があり、そのあとインタビュー、サイン会の流れとなりました。サインは本購入者優先で、その他のものへのサイン希望者はその後でってことで本買って並んでましたが、これもなかなか進まない。希望者にはスマホ預かってメンバーと一緒に写真撮影もしてたようなんですが、どんどん長い列ができて進み方がゆっくりだったので、私の10人ほど前から写真撮影なしになってしまい残念。それでもセルフィ―とかで一緒に写真撮ってる人もいましたが。この時はテーブルの一番手前にいたラウリが名前きいて入れてくれました。彼らと知り合いだった今は亡き友人の話をしたら覚えててくれたのは嬉しかったです。今年1月オリジナルメンバーだったギタリストのパウリ・ランタサルミが脱退し、その昔人気だった女性ロックバンドTiktakのギタリストだったことでよく知られるエンップことエミリア・スホネンが加入しましたが、彼女遠くから写真撮ってるのがわかると笑顔で手を振ってくれたりとても好印象を受けました。








その後2週間ほどして今度はニューアルバム『Rise』リリースに合わせてヘルシンキのレコードショップでサイン会がありました。小さい店舗なのでサイン会参加者は外に並んでいたのですが、メンバー車で駆けつけるのかと思ったら後ろから普通に歩道を歩いてやってきました。狭い店舗なのでテーブルもなく立ったままサイン会。この時はエンップが名前を聞いて入れてくれました。エーロは私が日本人だとわかるとジブリのアニメが好きなことを話してくれました。日本の友達から聞いた話では来日時に「となりのととろ」を歌ったことがあるとか。この時はレコードショップの店員さんがカメラマンになってくれて、めでたくバンドと一緒に写真も撮れました!






この秋ニューアルバム『If The Sky Came Down』をリリースしたLost Societyのサイン会も同じレコードショップであり参加してきました。前回の記事のアンディ・マッコイの取材をした同じ日にあったので何度もヘルシンキに出る必要がなくラッキーでした。会場についたらもうサイン会は始まっていて外にできてた列に並んだのですが、先にサインしてもらった人が外に出たら次の人を中に入れていて、外で待ってるときには中の状況はわからないものの皆結構おしゃべりするんでしょうね。やっぱりなかなか進みませんでした(笑)。この時はサインできるようバンドのポストカードが用意されていたのですが、一番最初にいたヴォーカルのサミーに購入したCDを差し出すと、CD買ってくれたのかと喜んでました。他のメンバーともちょこちょこ話をして、列の最後の方だったので待ってみんなが終わった後に一緒に写真を撮ってもらえました。








今人気爆発中のBlind Channelも夏にニューアルバム『Lifestyles of the Sick & Dangerous』がリリースされたとき同じレコードショップでサイン会がありました。これは長い列ができること確実で、どのくらい前に並べばいいのか、待ち時間どのくらいかもわからず見送ったのですが、なんと前の夜から並んでいたファンもいたようで、ものすごく長い列が歩道に沿ってできていて、このサイン会の様子はフィンランドのTVでもニュースになりました。知り合いは娘さんがファンで娘さんと一緒に並んだそうですが待つこと5時間だったそうです。このMTV3の記事の中にニュースになったサイン会の映像が掲載されています。


上記の映像よーく見ると、サイン会が始まる前、会場のレコードショップの中にレポーターが入っていくとLost Societyのサミーがいて、メンバーとハグしてる様子が映ってます。この秋Blind ChannelはLost Societyをスペシャルゲストに迎えて一緒にヨーロッパツアーを行ったので、サミー立ち寄ったんでしょうね。
そのBlind Channelは夏にヘルシンキのど真ん中にあるショッピングセンターForumで無料のアコースティックライブを行ったことがあり、その時の様子はこんな感じ。



こんなに若い女の子達が黄色い歓声あげるフィンバンドは久々に登場したように思います。その人気爆発中のBlind Channelついに12月21日日本デビューも決まったので気になった方は要チェック!


フィンランドのモンスターハードロックバンドLordiも本が発売になり、ヘルシンキの移動遊園地でサイン会がありました。残念ながらその日はどうしても外せない用事ができて参加できなかったんですが、こんな感じでバンドと一緒に写真も撮れたようですね。彼らの場合メイクとこの衣装を身に着けないといけないので、サイン会はめったにないだけに行かれた方はラッキーですね。



こうやってバンドとファンが触れあえる機会が戻ってきたのは嬉しい限り。フィンランドに来るタイミングでニューアルバムや本発売などがある場合、バンドのSNSをチェックしてサイン会や、たまにロックバーで先行リスニングパーティもあったりなので、何か見つけたらぜひ参加してみてください。大抵の場合その商品を買う必要なく参加できますが、最近の傾向としてはサインはまず購入者優先かなと思います。大抵の場合、時間が押してなければ一緒に写真撮ったりも可能です。結構おしゃべりする人もいたりでなかなか進まなかったりも多いので、時間には余裕を持って参加してくださいね。

文&写真 : Hiromi Usenius

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