ザ・スペシャルズ「アルバム制作を始めるところで、テリー・ホールは癌と診断された」

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今週初め、フロントマンのテリー・ホールを喪ったザ・スペシャルズのベーシスト、ホレス・パンターが、ホールが数ヶ月前に癌と診断されていたことを明かした。

◆ザ・スペシャルズ画像

パンターは火曜日(12月20日)、「ザ・スペシャルズ。テリー。これが起きたこと」と始まる長文のメッセージをFacebookに投稿した。彼らは今年秋、レゲエ・アルバムの制作を計画していたが、「9月に、テリーからみんなにメールがあり、食あたりで寝ていてプリプロダクション・セッションの最初の週には参加できないとの知らせがあった」という。

「大したことじゃない。1週間遅らせればいい。11月4日まで(レコーディングを予定していたLAへ)行く必要はない。次の週、テリーは回復せず、入院した」「10月2日日曜日、マネージャーのスティーヴから電話があり、全てがひっくり返った。テリーの病は、僕らが思っていた以上に悪かった。彼は癌だと診断された。これは深刻だ。命を脅かすほど深刻だ。彼は糖尿病にもかかっていた。先にそれを治療せねばならず、その後、化学療法だ」

ホールは、公表するのは拒み、治療を始めたという。「12月初め、知らせは良くなかった。テリーは体重が激減し、とても弱々しかった」「12月15日、マネージャーのスティーヴがロンドンへ行き、彼を訪問した。その帰り、彼は僕に電話し、見通しは明るくないと告げた。テリーは末期だと。次の日、彼にモルヒネが投与され、大半の時間、程度の差はあれ意識がなくなった。僕は彼のもとへ行くのが最善だと思ったが、彼の妻からそうしないようアドバイスされた。彼女がテリーの耳元に携帯電話を当て、彼の姉妹やリンヴァル(ギタリストのリンヴァル・ゴールディング)が別れを告げられたから、僕にもそうするよう提案した。僕はそれに従った。辛かった。テリーは翌朝、12月18日5時半ごろ、亡くなった。世界は唯一無二の声を失い、僕らはいい友人を失った」

ザ・スペシャルズは12月19日(月曜日)、「非常に悲しいことに、僕らの美しい友人、ブラザー、この国が生み出した最高に素晴らしいシンガー、ソングライター、作詞家の一人であるテリーが、短い闘病の末、亡くなった」と、ホールの訃報を伝えていた。63歳だった。



Ako Suzuki
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