トーン・キング、アメリカンヴィンテージアンプのトーンでレトロルックスの「Gremlin」を発売

トーン・キングより、アメリカン・ヴィンテージ・アンプのトーンを基本に、家庭でも扱えるコンパクトなオール・チューブ・コンボアンプ「Gremlin」が発売された。

Gremlinは、アメリカン・ヴィンテージ・アンプなどの迫力のあるサウンドを持ちつつ、コンパクトでシンプルな操作のアンプとして開発したモデル。コンパクトアンプにありがちな耳障りなサウンドを減らし、アメリカン・ヴィンテージ・アンプの持ち味でもあるルーズで、粗さのあるサウンドを残すことを実現。また同時に大型アンプのような強力な低音域と突き抜ける高音域を持たせている。



トップ・パネルのコントロールはヴォリュームとトーンの2つのみだが、異なるトーンとゲイン・レベルをもつ2つの入力端子(RHYTHMとLEAD)を装備。RHYTHM入力端子はLEAD入力端子より低めのゲイン・レベル。ギター側からの信号を市販のA/Bボックスのようなスイッチャー等を使用して入力を切替えることで、チャンネル選択のように使用できる。プリ・アンプには12AX7真空管を2本、パワー・アンプにはKT66真空管を1本を搭載。ポート・キャビネット構造を採用し、12インチのカスタム・セレッション・スピーカーを搭載することで、見た目のコンパクトさに反した豊かな音量を実現。


また、シングル・エンドの出力方法を採用することで、専門的な知識を必要とする真空管のバイアス調整が不要な点も特徴。さらに、5W(RMS)でも音量が大き過ぎる場合に備え、Gremlinに合わせて最適化したIronman IIアッテネーターをビルトインしたことで6段階調整を可能にし、そのままの音質で-36dBまで音量を下げることが可能だ。

Gremlinは高級感、レトロなルックスとオールド・スクール・トーンを備えたアンプに仕上がった。傷の付きにくい丈夫なビニール・レザーを外装にまとい、クリーム・カラーとブラウン/ベージュの2カラーをラインナップしている。