【俺の楽器・私の愛機】1174「軽くてマルチで弾きやすいベース」

【Kiesel OB6】（山形県　ヘッドレス大好き　23歳）


軽くて取り回しやすいベースを求めてオーダーしました。

Swamp Ash Body
British Racing Green
Maple Walnut 3piece Neck
Ebony Finger Board

メタラー御用達で有名なKiesel（前Carvin）、ギターは有名ですがベースはそこまでかも？

当時、今ではヘッドレスベースの覇権であるibanez EHBも発売しておらず、ヘッドレスベースの選択肢は多くありませんでした。しかも多弦となると尚更！特に6弦なんかはStatus、TUNEのカスタム品などのハイエンドしかなくて…当時高校生の私には到底手が届きませんでした。

そこでKieselの登場です。杢目好きが好んでオーダーする印象が強いですが、実はトップ材を省けば20万円以下で買えるんです。今回のベースは2018年頃送料など込で18万円ぐらいで買えました。今まで4弦しか弾いたことないのに思い切って6弦。しかし、弦間も広すぎずいい感じにスリムなネックのおかけでミュートは楽です。

改造点としては3PU化と、スラップする時プルで人差指が潜り込みすぎない用のアクリル板ぐらいです。（アクリ屋さんでミリ単位でカットしてもらったので、ネックとフロントPUの間の挟み込む力だけで固定されています。弦を外すと緩んでポロっと外れる）

楽器自体の作りがとても良く、純正PUもプリアンプも優秀なのです。3PU化は大正解で、3シングルなのですがリア2つを1つのPUとして考え、ミニSWでリア側シングル、シリーズハム、パラレルハムと切り替えられます。これによりリアのシリーズでスティングレイ風の音も、リアとフロントのミックスし2シングルでジャズベース風の音も出せます。コイルタップにありがちな、実用性のないなんちゃっての音じゃないんです。個人的にはフロントシングルとリアシリーズの組み合わせが凶悪な音で好みです。

人生唯一のバンドである高校生バンドを解散した直後に手に入れたので、このベースでのまだステージ経験はありません。オーダーの際、ボディ軽い材をチョイスして！（リクエストが通ったかはわからない）とお願いしたのもあってか3.8kgと軽量なので、ライブ向きではあるのですが…でもPAさんに怒られそうな音が出ちゃいます。


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質実剛健、機能優先、実力本位の際立った一本ですね。これはかっこいい。これで気に入ったサウンドや凶悪な音が出るというのだから、ファイナルアンサーじゃん。軽いというのも長く愛用するにポイントでかいし。写真に写っている他ベースもヤバいけど、23歳にして経験をたんまりと積み自分の好みや求めるものにピシッと焦点を当てられるという事実がヤバい。PAもビビって及び腰になる激烈なサウンドをぶち上げてください。（JMN統括編集長 烏丸）



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