【レビュー】渋谷すばる、映画『ひみつのなっちゃん。』主題歌にR&Rの軽快なリズムとバンドサウンド

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渋谷すばるが、俳優・滝藤賢一の初主演映画『ひみつのなっちゃん。』の主題歌を書き下ろしたことが発表されたのが2022年9月14日のこと。同楽曲「ないしょダンス」は渋谷の2022年秋ツアーでもいち早くライヴで届けられてきたが、来たる2023年1月11日、配信リリースがスタートする。

◆映画『ひみつのなっちゃん。』 動画 / 画像

脚本と監督を務めた田中和次朗とプロデューサーの中野剛からオファーを受けた渋谷は、「台本を受け取り、即座に本作を作り上げた」のだと語る。

岐阜県郡上八幡の町を舞台に、大切な友人・なっちゃんの死をきっかけに集まった3人のドラァッグクイーン(滝藤賢一、渡部秀、前野朋哉)が、なっちゃんがオネエであることを知らない家族のために、普通のおじさんとして葬式に参列する。物語は、普通ではない臆病な彼女たちが、隠し事のない優しさに触れ、少しずつ前向きになっていく姿を描くハートフルなヒューマンコメディ。とても軽快に、そしてあたたかかく、そっと背中を押してくれる。



▲(c)2023「ひみつのなっちゃん。」製作委員会

大切なメッセージが、あたたかくもコミカルに描かれている今作に、渋谷は軽快なロックンロールのリズムと、熱力の高いバンドサウンドを当て嵌めたいと思い立ったのだという。その力強い楽曲と、“お前は普通じゃない” “変わり者扱いされていつも一人ぼっち” (歌詞引用)だと感じているのであろう渋谷自身のリアルな葛藤が、聴き手の胸を打つ。ほとばしるボーカル力と歌詞に託されたのは、誰もが一度は感じたことがある“普通って何なんだろ?”という疑問であり、そのメッセージが聴き手の胸を強くノックする。「自分自身に重なる想いが多かった」というところから生まれた歌詞は、とても日常的であることから、きっと大きな共感を呼ぶに違いない。同楽曲は映画の予告映像でその片鱗を聴くことができる。

なお、渋谷すばるは2023年4月から5月、5都市をまわる<オフィシャルファンクラブイベント「babu会 vol.2」>を開催することが決定している。

取材・文◎武市尚子



■楽曲「ないしょダンス」

2023年1月11日(水)配信リリース
※映画『ひみつのなっちゃん。』主題歌


■映画『ひみつのなっちゃん。』

▼公開日
2023年1月13日(金)より新宿ピカデリー他にて全国公開
2023年1月6日(金)愛知・岐阜にて先行公開
▼出演
滝藤賢一、渡部秀、前野朋哉、カンニング竹山、豊本明長、本多力、岩永洋昭、永田薫、市ノ瀬アオ、アンジェリカ、生稲晃子、菅原大吉、本田博太郎、松原智恵子
脚本・監督:田中和次朗
製作:東映ビデオ 丸壱動画 TOKYO MX 岐阜新聞映画部
ロケ協力:岐阜県郡上市
ドラァグクイーン監修:エスムラルダ
主題歌:「ないしょダンス」渋谷すばる
配給:ラビットハウス 丸壱動画
(c)2023「ひみつのなっちゃん。」製作委員会
公式サイト:https://himitsuno-nacchan.com
▼ストーリー
 これは3人のドラァグクイーンの物語。俳優の滝藤賢一が映画初主演を務める『ひみつのなっちゃん。』(2023年1月13日全国公開。岐阜・名古屋は6日から上映)。
 “オネエ”仲間である“なっちゃん”の突然の死をキッカケに、バージン(滝藤賢一)、モリリン(渡部秀)、ズブ子(前野朋哉)の3人のドラァグクイーンが、お葬式に参列する為に、なっちゃんの地元である岐阜県郡上八幡へと向かうことに。“オネエ”であることを知らないなっちゃんの家族の為に、なっちゃんの秘密を守り抜こうと“普通のおじさん”になりきる3人が繰り広げるハートフルヒューマンコメディ。
 3人のドラァグクイーン(滝藤賢一、渡部秀、前野朋哉)達は、“普通のおじさん”として無事に葬式に参列することが出来るのか !?
 本作が映画デビューとなる田中和次朗が自らのオリジナルの脚本で監督を務めた期待作となっている。

■渋谷すばるオフィシャルファンクラブイベント「babu会 vol.2」

2023年
4月16日(日) 東京・Zepp Haneda
4月22日(土) 北海道・Zepp Sapporo
4月30日(日) 愛知・Zepp Nagoya
5月04日(木/祝) 福岡・Zepp Fukuoka
5月06日(土) 大阪・Zepp Namba
※開場/開演時間やチケット販売スケジュールなどの詳細情報は後日

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