ロバート・プラント、レッド・ツェッペリン解散後「特に原動力となったのがフィル・コリンズ」

ロバート・プラントは、1980年にジョン・ボーナムが急逝したことによりレッド・ツェッペリンが解散し、もがいていたとき、多くの友人たちに助けられたという。その中でもフィル・コリンズの存在は大きかったそうだ。
◆ロバート・プラント画像
プラントは『Vulture』のインタビューで、「音楽の面で最も懐疑的だった時代」について問われると、こう答えた。「ジョンが亡くなり、レッド・ツェッペリンが無くなった。僕はもがいていた。32になるまで、ワイルドで馬鹿げた冒険をしていたようなものだったから」「その頃、僕には支援と強さを与えてくれた人たちがたくさんいた。(ソロ・アルバムの)最初の2作は、素晴らしい友人たちが僕を駆り立ててくれたと思ってる」
「特にフィル・コリンズは、最初のアルバム『Pictures At Eleven』における原動力であり、ポジティブなエネルギーだった。他の人たちとの共作は難しいわけではない。ただ、上手く料理できるかどうかだ。フィルの場合、アドバイスというより、励ましや心遣いだ。彼は猪突猛進で、ウェールズのスタジオまで来て目的を遂げるのに、短い時間しか割かなかった。それで、僕とツアーに出て、“ロバート、長年君の後ろに座っていたあの人物は僕のヒーローだった”“君が戦闘モードに戻るのを助けるために、僕はここにいる”って言ってくれたんだ。“In The Air Tonight”が出たころだった。彼は、自分の成功の幕開けってときにもかかわらず、僕とミキシングやら何やらやってた。素晴らしい奴だ。いい奴だよ」
フィル・コリンズは1981年初め、ソロ・デビュー・シングル「In The Air Tonight」が大ヒットし、同年発表したファースト・アルバム『Face Value』が全英1位を獲得。そんな中、プラントが1982年にリリースしたソロ・デビュー・アルバム『Pictures At Eleven』と翌年発表したセカンド『The Principle Of Moments』の制作に参加した。
Ako Suzuki
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