ヤードバーズの初代ギタリスト、アンソニー“トップ”トーパムが死去

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ヤードバーズの初代ギタリスト、アンソニー“トップ”トーパムが、1月23日、75歳で亡くなった。『Ultimate Classic Rock』によると、彼の代理人が「月曜日、家族に囲まれる中、安らかに息を引き取った」と訃報を伝えたという。

トーパムは1963年、15歳のとき、キース・レルフ(Vo)、ジム・マッカーティ(Dr)、ポール・サミュエル=スミス(B)、クリス・ドレヤ(G)と共にヤードバーズを結成。ライヴ活動は行ったものの、学業を断念しプロになることに両親が反対したため脱退することになり、バンドには同年、後任としてエリック・クラプトンが加入した。

トーパムは10年ほど前、『The Backbeat』のインタビューで、当時の決断について「僕はまだ15歳で、他のメンバーより3、4歳若かった。いくら収入があるとはいえ、両親は週に5~6日も音楽をプレイするために僕が外出するのを許しはしなかった。アート・スクールに通うことになっていて、彼らは僕にそれに専念してほしがっていた」「脱退したのを後悔はしなかった。ヤードバーズは、僕が興味を持っていたブルース・ミュージックから離れていたから。もし在籍したままプロになっていたとしても、結局、エリックが脱退したのと同じ理由で僕も脱退していたと思う」と、話していた。

ヤードバーズ脱退後はソロやセッション・ミュージシャンとして活動し、クリスティン・マクヴィー、ピーター・グリーン、ジョン・メイオールらとパフォーマンスしてきた。

今月10日にはジェフ・ベックも亡くなっており、ヤードバーズは2週間足らずで歴代ギタリスト2人を喪った。

Ako Suzuki
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