SawanoHiroyuki[nZk]、ゲストボーカリスト7名を迎えた2023年初のソロライブ開催

澤野弘之によるボーカルプロジェクトSawanoHiroyuki[nZk]が、2月4日（土）に2023年初のソロライブ＜SawanoHiroyuki[nZk] LIVE 2023＞を開催した。

チケットは全席SOLD OUTし、ライブが開催されたTACHIKAWA STAGE GARDENには多くのファンが集まった。本公演では澤野弘之が手掛けてきた数々のアニメやゲームの代表曲、そして1月18日にリリースされたばかりのSawanoHiroyuki[nZk]最新アルバム『V』（読み：ヴィー）より新曲が初披露。なお、ゲストボーカリストにはSennaRin、Tielle、mizuki(UNIDOTS)、Laco(EOW)ら澤野楽曲ではお馴染みの4名に加え、たかはしほのか(リーガルリリー)やアルバム『V』に初参加となったXAIとReNが加わり、総勢7名を迎えた。
　
開演を迎え客席が静まると、ステージ上に最新アルバム『V』の背景にも使われていたペインティングパネルが浮かびあがった。アルバム『V』収録のインストゥルメンタル「IiIiI」が流れ、バンドメンバーが拍手とともに迎えられる。「IiIiI」の高揚感とともに拍手がクラップへと変わり、会場のボルテージが更に高まると澤野が登場した。

ライブの序盤を担ったのは、SawanoHiroyuki[nZk]に何度となく参加し、澤野作品ではお馴染みのLacoとmizuki。トップバッターのLacoは最新アルバムにも収録されている新曲「FAKEit」、続いて「Hands Up to the Sky」、「THE ANSWER」で冒頭から会場を盛り上げると、4曲目には「ёmot1on」をカバーし会場をエモーショナルな雰囲気に包みこんだ。そしてバトンはmizukiへ渡り、「Avid」、「e of s」、ライブでは初披露の「TuNGSTeN」、そして「A/Z」と重厚感のあるサウンドと彼女の伸びやかな歌声が会場に響いた。

mizuki からバトンを受け取ったTielleはロックで力強いイントロで始まる「Amazing Trees」や、「Though My Blood ＜AM＞」（カバー）、「Cage」をパワフルに歌い上げた。続いて、今回澤野のライブへ初参加のReNが登場。1曲目には最新アルバム『V』より自身がゲストボーカルを務める「7th String」を披露。そしてアップテンポナンバー「FLAW(LESS)」をカバーし、オーディエンスを盛り上げた。

たかはしほのかへバトンタッチすると会場はまた一転、澤野が奏でる優しいピアノの音色と、たかはしの柔らかで透き通るような声が奏でる「LilaS」が観客を温かく包み込んだ。2曲目には「CRY」をカバーし次のXAIにつないだ。XAIも澤野のライブは初参加。アルバム『V』でボーカリストとして携わった「LEMONADE」と「A LETTER」のカバーを披露した。

ライブも終盤に差し掛かり、次に登場したのはSennaRin。「FAVE」のカバー、そして自身が作詞、澤野が作曲を手がけた「最果て」と「透明な惑星」を魅力的なハスキーボイスで歌い上げた。

澤野がMCで今回グッズになっているパンフレットに掲載されているSennaRinとXAIの鼎談について語ると、最後の1曲に、再びステージにXAIを呼び込んだ。XAIとSennaRinは「Till I」のカバーをデュエット披露した。XAIのソウルフルで神秘的な歌声とSennaRinのパワフルでスモーキーな歌声が織りなす世界観が会場をエモーショナルな空間へと導き、舞台は幕を閉じた。
　
なお、今回披露した楽曲のセットリストプレイリストは各ストリーミングサイトにて公開中だ。

Photo by 西槇太一

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