【インタビュー】キングサリ「一緒に死ぬんじゃなくて一緒に生きて戦おうぜ」

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■日常生活でつらいこともあるし落ち込んじゃう時もあるけど
■キングサリと一緒に日々の生活を楽しく生きてほしい(あやさ)


――今回すごいよね。2枚同時にアルバムを出すという、これって誰が言い出したんでしょう。

閻魔:プロデューサーです。えー、でもプロデューサーの話はしたくないな。2枚出すのはめっちゃ良いなと思ったけど、プロデューサーを褒めたくない(笑)。天狗になっちゃうから。でもめっちゃ良くない? インパクトあるよね。

――「Bitter」verと「Sweet」verがあって、なんとなく曲調も分かれていて。

れい:もっと、めっちゃビターとスウィートに分かれるかと思ったら、ゴニョっとしてるなとは思った。

――ソロ曲もしっかり入っているし。たとえば「Sweet」verの「自己愛主義倶楽部」は、あやさの作詞作曲。これ良い曲ですよね。

あやさ:やったー。めっちゃ頑張って作りました! 自分の生誕祭の時に、1か月もない期間で“自分で作った曲歌うでしょ?”ってプロデューサーに言われて、えー聞いてないと思ったけど、1週間か2週間で頑張って作りました。CDが発売されたらTikTokに上げて大バズりしたいなと思っています。宣伝してください。


▲ネ兎ねう

――「Lucky」はえみるのソロ。

えみる:はい。これはカバーのカバーです。ソロで活動しているバンドの方の曲を、私の前世のグループがカバーしていて、それをまた私がソロでカバーしたので、カバーのカバーです。大切な曲なのでうれしいです。

ちい:私もえみると一緒で、「ストロベリーアイスクリーム」は前世のグループの曲を引き継いで歌わせてもらいました。もう一個、「Dreamin’」という曲もあるんですけど、それも私の前世の曲で、それはみんなで歌っています。キングサリとして。

閻魔:それで言ったら、アンスリュームから持ってきた曲も何曲かある。「警察犬」とか「ミーイズムがとまらない」とかは、アンスリュームから持ってきた曲なんだけどね。

れい:私のソロ「メランコリー」も、アンスリュームの曲をお借りして歌いました。

閻魔:私のソロは「Bitter」verに入っている「吸血鬼純情」という曲で、これは(松永)天馬に、エロいソロ曲を作ってもらった。私もソロで歌っているから、ソロ曲を増やしたいなとずっと考えていて、去年12月25日のO-WESTの生誕祭で披露したんだけど。それが「吸血鬼純情」で、その次に私がアンスにいた時に作ってもらった生誕曲の「ミーイズムがとまらない!」に繋がるんだけど。


▲1st DOUBLE FULL ALBUM『ALIVE or ALIVE Bitter』


▲1st DOUBLE FULL ALBUM『ALIVE or ALIVE Sweet』

――なるほどね。じゃあソロ曲も、グループ曲も全部含めて、アルバムの聴きどころは?

閻魔:私だったら今言った「吸血鬼純情」と「ミーイズムがとまらない」の繋がりだし、ちいだったら「ストロベリーアイスクリーム」「Dreamin'」という流れになっているところがポイントかな。

ねう:ネ兎ねう的には、「Sweet」verの「ホワイトシアター」からの「バニラ」がすごい良くて。歌い方が、キングサリってけっこう強めに歌っているんですけど、「ホワイトシアター」に関しては裏声で歌っていたり、優しめに歌っているから、その繋ぎがめちゃ良いなって思っています。良い流れ。

閻魔:確かに。ちいは? おまえもなんかしゃべりたそうだけど。

ちい:うーん…。

閻魔:そんな無理に探さなくてもいい(笑)。

れい:1曲目と最後の曲に、キングサリの代表曲が選ばれてるのがポイントかな。

ねう:「Bitter」verの1曲目「シリアルガール」と最後の曲「生生しろよ」が松永天馬さん代表曲で、Sweetの最初と最後の「CRAZY KING」と「Life hackキラーチューン」がMOSHIMOさんの代表曲みたいになっているので。

閻魔:バトルってことだよ。

ねう:あと、空想委員会さんの曲はSweetに全部入っている。アンスの曲はBitterのほうが多いかな。

れい:バトルです。

――あちこちでバトル勃発。熱い。

ねう:オタクの好みが分かれそう。

閻魔:どっちかしか買わないって人はいないと思うけど。

ねう:それはないと思うけど、オレはこっちのほうが好きだなっていうのはありそうな気がする。Sweetのほうがバンドって感じがするし。

閻魔:スウィートなのに。普通ビターがバンドだろ。

ねう:Bitterのほうがビコビコ、ジャカジャカしてる。そんなイメージ。

れい:あと、アルバムのデザインを対比させたくて、私がBitterで、えみるがSweetをデザインしたんですけど、BitterとSweetを対比させろみたいなことをプロデューサーに言われて。それでBitterは死で、Sweetは生とか、そういうイメージになったんですけど。

えみる:何かしら繋がりがあったほうがいいよねって、れいちゃんと話した時に、キングサリは今まで、グサグサと刺さるような殺伐とした感じのデザインしかやっていなかったんで、逆に“生きる”とか“生命”に特化したものを作りたくて、生と死というテーマにして。

れい:実はどっちも、十字架が入っているんだよね。赤い糸の十字架が。

閻魔:あれ、十字架なんだ、エクスカリバー的な、勇者しか抜けない剣かと思ってた。

えみる:違うよー。十字架だよー。


▲あやさ

――ジャケットにも注目と。あとは?

あやさ:なんか、ファンがさ、1曲だけ入ってない曲があるって言っているんだけど。「ハイドアンドシーク!」が。

閻魔:そうだね。

あやさ:前回のミニアルバムに入れたから、また入れなくても良くね?みたいなことになったんですけど、「え、入れないの?」って。歌い出し、あやさなのにー。

閻魔:「ハイドアンドシーク!」もね、アンスから持ってきた。

ちい:12曲と12曲にしたかったんだろうね。

あやさ:でもそれぐらいです。あとはみんなが言ってくれた通りです。


▲村咲ちい

――2枚ゲットはマストということで。そしてもうリリイベが始まっていて、3月からはいよいよ東名阪でリリースツアーが。

閻魔:今、リリイベで一人ずつソロを披露しているんだけど。

ちい:「オリコウサン」という曲はまだライブでやったことがなくて、発売日に初披露するんですけど。

――振付け担当も大変じゃない?

閻魔:ちいと、もう一人振付師がいて、半々ぐらいでやっているんだよね。

ちい:今回の新曲は先生のほうが。けっこう激しいやつになりそう。

れい:レッスンの前にストレッチとか、めっちゃやるんで。1時間ぐらいずっとストレッチ。

――すごい。アスリート!

れい:アスリートです。筋トレもしますし。おかげで体力つきました。

閻魔:それが普通なのかもしれないけど、そういうことやってこなかったからさ。。

ちい:私が振付けを教える時は、そういうことやらないから。

――じゃあ最後に、みんなに呼び掛けて終わりましょう。誰でもいいけど、誰がいく?

全員:…。

閻魔:誰も手を挙げない(笑)。

あやさ:じゃあ私が。キングサリの楽曲は、世の中は最近病んだとか死にたいとか、そういう曲ばっかりだけど、キングサリはそう見えて、実は一緒に生きようという、生きろ生きろと歌いかけてる、ちょっと珍しいんですよね。一緒に死ぬとかじゃなくて、一緒に生きようぜ、戦おうぜみたいな、そういうところがキングサリのとてもいいところなので。このフルアルバムを聴いて、みんなもたとえば、日常生活でつらいこともあるし、落ち込んじゃう時もあるけど、キングサリと一緒に日々の生活を楽しく生きてほしい。それを生活の中で感じてもらえる良い曲ばかりなので、みなさんどっちも手に取っていただけたらなと思います。

全員:ぱちぱちぱち(拍手)。

ねう:CDを買って、東名阪ツアーに遊びに来てください。

全員:よろしくお願いします!

取材・文:宮本英夫

リリース情報

1st DOUBLE FULL ALBUM『ALIVE or ALIVE Bitter ver』
1.シリアルガール
2.オリコウサン
3.警察犬
4.キャラメリボーン
5.吸血鬼純情
6.ミーイズムがとまらない
7.spell
8.Lucky
9.誘惑サマーマジック
10.イキトシイケル
11.メランコリー
12.生生しろよ

1st DOUBLE FULL ALBUM『ALIVE or ALIVE Sweet ver』
1.CRAZY KING
2.ハルメキテ
3.蒼夏
4.秋色の僕ら
5.ホワイトシアター
6.バニラ
7.洗礼ズム
8.ストロベリーアイスクリーム
9.Dreamin'
10.自己愛主義倶楽部
11.アイノホンソウ
12.Life hack キラーチューン

ライブ・イベント情報

<キングサリ SPRING TOUR 2023 Bitter&Sweet>
3月21日(火・祝)名古屋 ell FIT.ALL
4月9日(日)大阪 FANJtwice
4月14日(金)東京 CLUB QUATTRO

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