【インタビュー】ファンモン、再始動後初アルバム先行シングル「YOU」リリース「肯定しあえる世の中でありたい」

■せっかく新規のファンがいて、再始動後一発目に聴いてもらうタイミング

──10年以上ぶりのアルバム、楽しみにしてます。タイトルがすでに発表されていて、『ファンキーモンキーベイビーズZ（ゼット）』という。

ファンキー加藤：ゼットね。なんか、面白いかなと思って。

──そんな適当な（笑）。

ファンキー加藤：モンちゃんですよ、言い出したのは。

モン吉：もちろん、『6』という案も出たんですけどね。でもみんな、“うん？”っていう感じだったんで、ほかに何か出そうって、ポロっと言ったら、みんな乗ってきたという。

ファンキー加藤：普通に数字とかよりは、別のもののほうが入りやすいかなと思ったんですよね。せっかく新規のファンがいて、再始動後一発目に聴いてもらうタイミングで、いきなり『6』だとちょっと入りづらいかな？と思ったんで。

モン吉：これは伏線なんで。序章の始まりですよ。

ファンキー加藤：あははは。でもね、なんとかゼットっていろいろあるんですよ。ももクロさんとか、マジンガーとか、フェアレディとか。見た目の響きもインパクトがあって、個人的には好きです。ももクロさんのファンも、喜んでましたよ。

──アルバムの話は、次の機会にたっぷりしましょう。そして早くも、アルバムのリリースツアーが発表されました。6月から9月まで13か所を回る、その名も『太陽の街ツアー』。

ファンキー加藤：夏のツアーは意外と珍しくて、今までファンモンは冬が多かったんですよね。個人的には、夏のツアーが楽しみというか、コンディションが作りやすくていいなと思ってるんですよ。冬は乾燥してたり、風邪の不安があったりしたんですけど、夏のツアーはいい感じで回れるんじゃないかな。モン吉もたぶん、週末はライブで、平日は川で泳いで、体調を整えると思うんで（笑）。

──そっちも楽しみです。あと、そうそう、この話を聞かなきゃいけなかった。ファンモンおなじみの顔ジャケシリーズ、「YOU」のジャケットは、カンニング竹山さんに決まりましたね。これは誰の発案で？

ファンキー加藤：ジャケ写会議みたいなのがあったんですけど、今回は竹山さんで、みんなの意見がバシッと決まった感じがありましたね。「YOU」の楽曲から浮かんでくるストーリーがあって、親子がいて、いろんなことで苦悩してる娘さんにあたたかい言葉をかける、父子家庭のお父さん。そういうイメージが浮かんだ時に、竹山さんがいいんじゃないか？ということで、オファーをさせてもらったら、一発OKでした。

──設定、ばっちりだと思います。

ファンキー加藤：（ジャケット写真を見ながら）それにしても、こんなにピタッとハマるとは。

モン吉：（すでに）あった感、あるよね。

ファンキー加藤：9枚目ぐらいに出てる気がする（笑）。2回目かな？って。あと、ジャケ写もそうですけど、ミュージックビデオも楽しみですね。竹山さん、演技がすごく上手なので。そっちも期待していてほしいです。


取材・文：宮本英夫
撮影：堅田ひとみ

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