【インタビュー】OnlyOneOf、メンバーの芸術性

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■今年は世界中のみなさんにたくさん会える年になるといいな

──アルバムのタイトルにはどんな意味が込められているのですか?

キュビン:OnlyOneOfの楽曲はずっと進化していて、まだ進化の最中だと思っているんですが。その過程にある楽曲たち。例えば「dOra maar(Japanese ver.)」はセクシーさもあって芸術性がありますけど、大衆性があるかといったらそうではないです。でも「chrOme arts」は芸術性に加えて、大衆性もあってカッコいい楽曲だと思うんですね。そういう楽曲たちを集めたアルバムなので、それを表す言葉としてこのようなタイトルにしました。

──いまキュビンさんから芸術性という言葉が出たように、OnlyOneOfを語る上で、アルバムタイトルにうたいこんだこの“arts”というキーワードは欠かせないと感じています。昨年展開したソロプロジェクト「undergrOund idOl」の華やかに見えるアイドルの奥底、内面を語るという楽曲のテーマ性。それをカップルで物語性をつけながら表現していったミュージックビデオ。こちらもすべてがアーティスティックな作品で。こんなグループ、いままでいなかっったと思うんです。

全員:ありがとうございます。



──みなさんがOnlyOneOfで芸術性というものを意識し始めたのはいつ頃からですか?

キュビン:「savanna」(韓国でのデビュー曲)から認識し始めました。



──きっかけは?

キュビン:プロデューサー(チョン・ビョンギ)の影響が大きいです。プロデューサーに出会って、関心が高まりました。

──いろいろと教えてくれる訳ですか?

キュビン:ヒントというか、方向性を示してくださる感じです。あとは、自分たちで曲を聴きながら研究していくんですよ。

──そうなんですね。ここまでセクシーさがありながらも、それを芸術の領域まで高めて表現してきたグループは他にはいなかったように思うんですが。

キュビン:ああ〜。自分たちの真の価値を分かってくださっていてとても嬉しいです。

──表現にあたって、ロールモデルとなる存在のグループはいたんでしょうか?

キュビン:もちろんたくさんのグループから僕たちも影響は受けてると思うんですが、この人たちがロールモデルですという存在はいなかったですね。



──ミュージックビデオのなかではそのコンセプトの世界観を表現するために、みなさんは演技もなさってらっしゃいます。演技は勉強したのですか?

ナイン:レッスン、レッスン!

ミル:僕たちはお芝居のレッスンも受けてます。最初は、自分たちの演技があんな風に映像のなかのひとつの表現になるとは知らなかったんですよ。だから、レッスンを受けててよかったなと思ってます。レッスンを受けてから、ドラマとかを見てても演技への関心が高まったので、そういうところで刺激を受けて、さらに表現欲が高まっていった感じです。

──演技をするにあたって大変なことは?

リエ:お互い長い間一緒に暮らしてきたので、真剣モードで演技をしていてもつい吹き出して笑ってしまうところは大変なところです。でも、逆に他のメンバーが真剣な演技をやり遂げてる姿を見ると「プロだな」と思います。

ユジョン:ミュージックビデオのなかで、眼差しだけで感情を伝えるというシーンなどは、いまだにやってて大変ですけどね。



──「undergrOund idOl」シリーズのユジョンさんのリアクション動画も最高すぎて、プロだなと思いましたよ(笑)。

ユジョン:いやいや。見てるとこっちがドキドキしてしまうんです(笑)。

リエ:でも、メンバーがそこまでリアクションしてくれるのは嬉しいことです。



──恥ずかしくはないですか?

リエ:大丈夫。

ジュンジ:プロだから!

ミル:2人組で演技をするときは、いいパートナー同士だから全然大丈夫なんです。





──ここからはメンバー個々の芸術性について探っていきたいと思います。このメンバーはこういう芸術性、センスが優れているというのを1人ずつ教えてもらえますか? まずはユジョンさん。

リエ:ダンスをするときのラインがとても綺麗なので、僕たちのなかで中性的な表現が一番優れている人だと思います。

──ユジョンさんは踊るときに上半身の体幹がまったくブレないですよね。

リエ:(「chrOme arts」のサビメロに乗せて)“壊れない ユジョン”。

ユジョン:ありがとうございます。

ナイン:なにかやるときにいろんなアイデアが出てくるところがカッコいいんですよ。

キュビン:芸術的といえば、表情が芸術的!

ミル:顔もそうですね!

──キュビンさんは?

ミル:いつも集中力が高くて、曲も作ってますし。メンバーのなかで一番芸術性が高いと思います。まさにアートそのもの。

ナイン:作品を作るときも、より完璧さを追求する人なので、そういうところがOnlyOneOfの芸術性に繋がっているんだと思います。

ジュンジ:グループのなかではクリエイティブの王者。赤ちゃんのように感受性が豊かなんですよね。

ナイン:まだ赤ちゃん!

──(笑)。ではナインさんは?

ユジョン:こんなにふざけてますけど、常に責任感が強くて、音楽に対する姿勢も常に真剣なんです。

リエ:自分だけの音楽が確立されていて。それがグループの音楽性にもいい影響を与えていると思います。

ナイン:ありがとね。

キュビン:音程を変幻自在にアドリブで変えて歌えるので“音程魔法師”と僕らは呼んでます。ヴォーカルに関しては誰よりも細かくチェックするので、その部分の芸術的センスも優れていると思います。

──次は。

ナイン:嘘つきさんですよね?

──違います(笑)。ミルさんです。

ジュンジ:顔がアート! 以上、終わり(一同笑)。

ミル:終わりじゃない、終わりじゃな〜い!

キュビン:ステージでの表現が芸術的。

リエ:ミルならではのパワフルなエナジーを出すんですよ。それでメンバーやお客さんを陽気にさせてくれる。ファンサービスも王者だね。

ナイン:そして、自分自身に対してプライドを持っているところも武器になってると思います。

──リエさんは?

ミル:クリエイティブ力、センスが優れてるんです。振り付けにおいてはメンバーの中心になってリードして、僕たちがステージで最大限のパフォーマンスを引き出せるようにもっていってくれます。

ナイン:水のような存在なんですよね。OnlyOneOfはともすると色が濃すぎてしまうところがあるんですが、そういうときに、水のように僕たちの濃度を薄めてくれる役割をしてくれてる存在。

キュビン:声がアート。

ジュンジ:声がとっても綺麗なんです。

ナイン:自分の長所が声であることをよく理解しているから、日々その声が進化していってる気がします。

──最後はジュンジさん。

キュビン:先ほどからOnlyOneOfの芸術性を高く評価してくださってますけど、自分はこのOnlyOneOfにおいて、芸術性の核、アイデンティティーとなっているのはジュンジだと思ってます。僕たちを形容する芸術的な要素、そのすべてをもっているのがジュンジなんですよ。

ナイン:僕たちがこれまで作ってきたミュージックビデオにジュンジさんがいなかったらどうなるかを想像してみて下さい。そうすれば、簡単に分かると思います。

──ロングヘアになってみたり。

ナイン:身体も。

──肉感的だったり、いままでのK-POPのセンターにはいないニューモデルですよね。

ナイン:だから、僕はジュンジさんのファンです。

キュビン:メンバー全員ファンですよ。

ミル:ジュンジさんはSUPERSTARです!

ジュンジ:ありがとうございます(笑)。

──では、このアルバムリリースで幕開けした2023年のOnlyOneOfですが。今後はどのような活動をしていく予定ですか?

リエ:2023年は1月から日本で『chrOme arts』の活動をしましたよね? 3月からはアメリカでツアーをしたり、韓国でもいろいろ予定があって。今年は世界中のみなさんにたくさん会える年になるといいなと思っています。そうして、いつかはビルボード・ミュージック・アワードの授賞式に立ちたいですね。

──この芸術性は世界にも通じる武器だと思いますので、アワードとって下さい。期待してます!

ミル:受賞したら、授賞式で「BARKS大好き!」とコメントします。

──いまの、嘘つきのほう?

ミル:違いますよぉ〜。いまもこんなに愛してるのに、なにいってるんですかっ!

取材・文◎東條祥恵

1stミニアルバム『chrOme arts』

発売日:2023年2月15日(水)

・初回限定盤
TECI-1800 / ¥4,000(税抜価格 ¥3,636)/ミニアルバム+DVD

・通常盤
TECI-1801 / ¥2,600(税抜価格 ¥2,364)/ミニアルバム


収録曲 ※初回限定盤、通常盤共通
1.suit dance (Japanese ver.)
2.chrOme arts
3.ズルい女
4.libidO (Japanese ver.)
5.dOra maar (Japanese ver.)
6.bOss (Japanese ver.)

DVD収録内容 ※初回限定盤のみ
OnlyOneOf 2nd Japan Live 2022

ライブ出演情報

公演タイトル:<KROSS vol.2 >
会場:有明アリーナ
主催:株式会社Birdman
企画・制作:株式会社 JX Entertainment,株式会社グッドイヤー,株式会社おどろき

■公演日程
2023年2月25日(土)開場:16時00分  開演:17時30分
2023年2月26日(日)開場:11時30分  開演:13時00分
特設サイト:kross-live.jp Twitter:@kross_bmg

■出演アーティスト ※順不同
▼ 25日(土)
ENHYPEN
岩橋玄樹
OnlyOneOf
Weeekly
BLANK2Y
LIL LEAGUE from EXILE TRIBE
ONE N’ ONLY

▼ 26日(日)
ENHYPEN
岩橋玄樹
OnlyOneOf
Weeekly
BLANK2Y
LIL LEAGUE from EXILE TRIBE
超特急

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