マイク・シノダ、チェスター・ベニントンの死に「怒りを感じたときもあった」

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リンキン・パークのマイク・シノダが火曜日(2月14日)、SiriusXMの『ザ・ハワード・スターン・ショウ』に出演し、2017年に亡くなったバンド・メイト、チェスター・ベニントンの死や彼が抱えていたメンタル・ヘルスの問題について語った。

◆マイク・シノダ動画

かけがえのない相棒が自ら命を絶ったら「僕なら怒りを感じるだろう」とのスターンの意見に、マイクはこう同意した。「そう感じたときもあったよ。他の人たちだって同じだったと思う。ファンたちでさえね。それは自然なことだ。それが普通だ。悲しみの段階の一つだ。そこに怒りはある」

チェスターが抱えていたメンタル・ヘルスの問題について問われると、「その深さは誰にもわからなかった」と答え、「チェスターに(初めて)会ったとき、僕は彼の物語を知らなかった。彼を知るようになり、僕はよく、“そんなクレイジーな生い立ち、そんなクレイジーな子供時代、聞いたことない”って言ってた。街中で暴れたり、高校の屋上でハードなドラッグやるとか、刑務所行きギリギリみたいな……。それが、僕らにあれほどの躍動感をもたらしたわけだけど。(でも)僕はそうやって育ったわけじゃない。僕はアウトサイダーな気がしてた。僕はミックスド・レイスの子供で、自分が属するコミュニティはなかったからね。日本人のハーフだけど、日本語は喋らない。日本人に見えない。白人の子供たちは、当然、僕は白人ではないと思ってた。ラテン系の子供たちからはスペイン語で話しかけられたけど、僕はスペイン語を全く話せなかった。僕はいつも漂っている感じで、“ホーム”を持たなかった」と語った。

「(ドラマ)『フレンズ』の“ファン・ボビー”のエピソード見たことある? “ファン・ボビー”は面白くて、みんな、彼が大好きだ。でも、彼がシラフになると、もう誰も彼のことを好きではなくなる。チェスターにもそういう要素があった。すごく楽しいときがあり、大抵、次の日にはとてもダークになる。ものすごい二日酔いだったり、みんなに怒っていたり、わめき散らしたり……。僕らはただ、“一日を切り抜けよう”って感じだった」

リンキン・パークは4月、セカンド・アルバム『Meteora』(2003年)の20周年記念盤をリリースする。先週、同作に収録される未発表曲の一つ「Lost」が公開された。

彼らは、2017年10月にロサンゼルスで開催されたチェスター・ベニントンの追悼公演を最後に新たなバンド活動は行っていない。


Ako Suzuki
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