【インタビュー】SHARE LOCK HOMES、やっと実現できた「歌ってみた」「踊ってみた」アーティストとのコラボ作『switch』

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SHARE LOCK HOMESが所縁のある「歌ってみた!」、「踊ってみた!」の超人気アーティスト5組とコラボしたミニアルバム『switch』を発売。元々「踊ってみた!」出身であるSLHが今作では「歌ってみた!」からGero、+α/あるふぁきゅん。、luz、超学生の4組、さらに「踊ってみた!」からはチェゴ、とトータル5組のアーティストとダンスではなく“歌”で共演。最新の「歌ってみた!」「踊ってみた!」界隈のカルチャーをどっぷり取り入れた今作について、SLHの4人に話を訊いた。

  ◆  ◆  ◆

■タイトルの意味は、これから分かる

── まず、今作を作ろうと思った動機を教えてもらえますか?

RYO:昔からコラボアルバムを作ってみたいという話はしてたんですが、なかなかタイミングが合わなくて実現できなかったんです。今回、僕らが声をかけたキャストのみなさんがスケジュールを合わせてくださったので、やっと実現できた感じです。

── コラボ相手を選ぶ基準はなんだったのですか?

YUMA:つながりですね。僕らが「踊ってみた!」で使わせていただいた楽曲を歌ってる方とか。

RYO:普段聴いてる「歌ってみた!」の方。一緒にやってみたいなという気持ちがある方々に声をかけさせていただきました。

KARASU:僕らは「踊ってみた!」から出てきて、後から歌をやりだしたから、「歌ってみた!」の方とコラボする方法はダンスしかなかったんですが。でも今回『switch』というアルバムタイトルで言ってるように、歌でもコラボしてみたいという思いがありまして。Geroとかは飲みに行くぐらい普段から仲良いんですけど、ダンスでコラボはあっても、歌でコラボしたことはなので今回は歌でオファーをさせていただきました。

── 初めて共演した方もいらっしゃるのですか?

KARASU:超学生君は今回が初めてです。

── これ、楽曲もコラボしたアーティストさん側から提供頂いたものなのですよね?

RYO:いいえ。こっちが用意しました。まず曲を聴いてもらって。OKが出たら、歌詞も歌割もほぼほぼこっちが考えました。

KARASU:楽曲を聴いていただいた後、ここはこうしたほうがというのがあったらそれを僕らのなかで練り直してというのもちょこちょこありましたけど。9割は僕らがメインで作ったものです。



── そうだったのですね。ということは、この人とやるならこういう曲だよねという楽曲をあらかじめイメージして、それをアーティストごとに当て書きしていった感じですか?

KARASU:まさにそうです!

SHIRAHAN:コラボする人に俺たちがガッツリ寄って、テーマを決めて歌詞も書きました。

── こうしてコラボ相手の作風を優先したからこそ、今作はいままでのSLHにはないようなカラーの楽曲が並んだ訳ですね。

KARASU:そうです。

SHIRAHAN:もう飽きちゃった。4人でやるの。

── だははっ。

SHIRAHAN:これまでたくさん作ってきて飽きから、じゃあここは1度他の人の力を借りてみたらどうだろうと。そうしたら、いつもとは違う感じの作品になりました。

── SLHとしては新しい実験でもあった。

SHIRAHAN:そうですね。初めてですからね。全曲コラボというのは。じつは一昨年ぐらいからコラボをやりたいという構想はあったんですね。で、前作『jumble』のときも実は動いてて、2アーティストは決まってたんです。でも1作品全部コラボしたアルバムにしたほうがパッケージとして面白いんじゃないかということから、今回の作品になりました。

── なるほど。アルバムのタイトルを『switch』にした理由は?

SHIRAHAN:意味はいっぱいあるんです。今作で自分たちを「踊ってみた!」、「歌ってみた!」にウエイトを置いた見せ方にswitchしてみたというのと。単純にゲームが好きなのと。

── あぁ〜。Nintendo Switchさんへのラブコール?

SHIRAHAN:届いたらいいなっていう。

── 「チェリオ!」のときも、届いたらいいなというのでラブコールを送っていましたが。

YUMA:…今回は、いまは本当に言えないので。

── え…えーっ!!

SHRAHAN:いろんな意味が隠されていて、今後発表していくことにじつは紐付いていくタイトルになっているという伏線を含んでいます。なので、これから先、このタイトルにした意味は分かると思います。

YUMA:媚びを売るスタイルですね。

── 「チェリオ!」を筆頭に、SLHお得意のスタイル(笑)。

SHIRAHAN:でも、それだけではないですから。現実にswitchしたこともたくさんあって。今年はいままでとは違うフィールドに飛び出していってパフォーマンスしたり、ライブの対バンイベントもいままでからみのなかったアーティストさんとやっていくものが増えていくんですね。そういう意味で、活動をswitchしていけるんじゃないかなと思うので。そこは今後解禁になるニュースで確認して下さい。なので、1〜2年後に「SLH、『switch』からいろいろ変わっていったよね」といわれるようなアルバムになったらいいなという願いも込めてのswitchです。

── では本作のアートワークについて聞かせて下さい。ジャケットのコンセプトは?

SHIRAHAN:ん? ない。

KARASU:いい感じだなぁ(一同大爆笑)。

YUMA:それ以上でもそれ以下でもない。

SHIRAHAN:正直、もう俺たち出なくていいよねという感じだったんですよ。でも、一応写真は撮っといたほうがいいかっていうので、撮ってたらこうなりました。

▲ミニアルバム『switch』Type-A

▲ミニアルバム『switch』Type-B

▲ミニアルバム『switch』Type-C

── じゃあ4人がサングラスをかけたアー写もそういうテンションで?

SHIRAHAN:あれも一応撮ったものです。

KARASU:そうしたら。

YUMA:「このサングラスの、いいじゃん」って。

KARASU:いい感じだなぁってみんなが言うから、「じゃあそれで」って(笑)。

▲SHARE LOCK HOMES 最新アーティスト写真

SHIRAHAN:これもswitchにからめた話があって。先行配信シングル「直感フォーリンLOVE feat. Gero」はジャケットには自分たちが出てなくて、イラストなんです。MVも動画師さんと絵師さんが作ってくれてるんですよ。

KARASU:いままでは僕らが出てましたけど、今回は歌い手さんのカルチャーに欠かせない絵師さん、動画師さんなどの文化も取り入れたくて。MVはリリックビデオにして、絵と歌詞をメインで見せるものにswitchしました。有名な絵師さんを起用してるので、ぜひ見て欲しいです。ジャケットを描いてもらった原田ちあきさんも有名な方です。こういう文化を取り入れるところも今回自分たち的には実験やったんですけど。出来上がった作品を見たら、自信を持って見て欲しい作品になりました。もう自分たちが踊ってるMV観るのも──。

SHIRAHAN:飽きた(笑)。だから新しいですよ。

▲先行配信シングル「直感フォーリンLOVE feat. Gero」


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