全米アルバム・チャート、シザの『SOS』が9週目の1位

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今週の全米アルバム・チャート(Billboard 200)は、先週と変わらず、シザの最新作『SOS』が1位を獲得した。同作は12月初めにリリース後、初登場で首位に輝き、7週連続でキープ。2月初め、韓国のボーイズ・グループTOMORROW X TOGETHERの『The Name Chapter: TEMPTATION』にトップの座を明け渡したが、翌週返り咲き、これで非連続9週目の1位獲得となった。

◆シザ画像

女性アーティストによるアルバムがこれだけ長く1位に輝くのは、アデルの『25』(2015~2016年 非連続10週間)以来だという。

2位には、パラモアの約6年ぶりの新作、通算6枚目のスタジオ・アルバム『This Is Why』が初登場。バンドにとって4作目の全米トップ10ヒットとなった。『This Is Why』は、最新の全英チャートで初登場1位を獲得した。

3位には、テイラー・スウィフトの最新作『Midnights』が先週の2位から後退。4位は、カントリー歌手、モーガン・ウォレンの『Dangerous: The Double Album』がキープした。2021年1月にリリースされた同作はこれで非連続107週間トップ10圏内に入り、オリジナル・キャストにより録音された『マイ・フェア・レディ』(1956年~ 173週間)、映画『サウンド・オブ・ミュージック』のサウンドトラック(1965年~ 109週間)に次ぎ、単独でBillboard 200チャート史上3番目に最長となった。先週までは1961年公開の映画『ウエスト・サイド物語』のサウンドトラック(106週間)と並ぶ3位だった。

今週新たにトップ10入りしたアルバムはパラモアのみだったが、スーパーボウル、ハーフタイム・ショーのパフォーマンスが注目を集めたリアーナの『ANTI』(2016年)が50位から8位に大きく再浮上した。



Ako Suzuki
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