【インタビュー】山之内すず、DAM CHANNEL 19代目MC就任「山之内史上一番元気でハジけています(笑)」

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■音楽がずっと好きで良かったって思うし
■好きって言い続けてきて良かったと思います


──もう何組かのアーティストの方と収録をされたそうですが、やってみていかがでした?

山之内すず:難しいです。MCの方ってすごいなって、めっちゃ思いました。相手の人によってコミュニケーションの取り方も全然違いますし、人数も性別も音楽のジャンルも違う。難しいなと思いながらも、優しい方ばかりなので、全体的に明るく進められてはいるかなと思っています。ずっと緊張していますけど(笑)。

──明るいっていうのはきっと見ている方にも伝わっていると思いますよ。すずさんが、音楽が大好きっていう気持ちも。

山之内すず:だとしたら、めちゃくちゃ楽しいです。

──でも確かに、インタビューや対談となるとちょっと難しい部分もありますね。

山之内すず:これまで、インタビューをしていただく側でしたからね。自分が話すことはできても、聞き役に回るというか、我を出しすぎず相手の良さを引き出すっていう作業はこんなに難しいんだと思いました。私、同世代の人と話すのがすごく苦手なんですよ。そういう意味での緊張もめちゃくちゃあります。そこを克服できるきっかけにもなったらと思っているんですけど。これまで私が一番年下で、気を遣って話を振ってもらうことが多かったけど、今年22歳ですし(笑)、大人らしくというか自分らしく、ちゃんと回す側に立ってまとめられるようになりたいなと思っています。

──最初の収録前は、何かイメージトレーニングとかされました?

山之内すず:MCの皆さんの動画とかを見たりしたんですけど、何せ不安が大きくて(笑)。台本も読むんですが、書いてあることを理解して話を振ることはできるけど、そこから話を繋ぐとか、次の質問に上手く持っていくって難しいじゃないですか。出演されるアーティストさん側も多少は緊張されていますから、こっちがガチガチすぎても気を使わせてしまう。リラックスして行こうと思ったんですけど、結局緊張しちゃいましたよね(笑)。

──すずさん自身がこの「DAM CHANNEL」を通していろんな音楽を知る機会にもなりそうですが、逆に視聴者の方も、すずさんがいかにいろいろな音楽を聴いているかを知るきっかけにもなると思います。

山之内すず:そうなると嬉しいです。全部のジャンルに詳しいわけじゃないですけど、自分が聴いてみて「良いな」と思ったものはずっと好きなんです。だから、並べていくと全然違う感じの曲ばっかりやん!ってことになるんですけどね。趣味として自分で<好き>を貫いてきた音楽って、いっぱいあるんですよ。ラップもそうだし、インディーズのバンドとかボカロとか。今っていろんなものが認められる時代になってきているのが、自分的に嬉しいなとも思っています。これから出てくる新しい音楽をもっともっと知っていくのも楽しみなんですよね。

──カラオケでよく歌う曲として、GADOROさんの「クズ」を一番に上げていましたね。

山之内すず:めちゃめちゃ好きなんです。最初は中学3年生の頃に兄から「お前はこれを聴いた方がいい」って教えてもらって、そこから2人でカラオケ行った時に自分も歌うようになりました。特に「マイナスが多すぎて0すらも見えねえんだ」っていう歌詞がすごく好きで。共感しながら聴いているし歌っています。

──もともとラップやヒップホップも聴いていたんですか?

山之内すず:ラップやヒップヒップには、若干偏見があったんですよ。ヤンキーが聴く音楽、みたいな。でもこの曲を知ってそれがなくなって。カラオケでも普通に歌い上げるのとはまた違う達成感があるし、1回も噛まずに歌えたらバリ気持ち良いしみたいなそういう楽しさもわかってきて(笑)、そこからHIP-HOPも聴くようになったんです。GADOROさんはもちろん、般若さん、KOHHさんも高校生の頃からよく聴いていました。

──では改めて、すずさんがMCを務める「DAM CHANNEL」についての意気込みを聞かせてください。

山之内すず:オープニングの映像を撮っている時から感じていたんですが、私が担当させてもらう2023年の「DAM CHANNEL」は、今まで以上にすごくポップで明るい感じになるのかなと思っています。お姉さん的な雰囲気だった貴島明日香さんとは違って、もうちょっと無邪気な感じ(笑)っていうのかな? もっと天真爛漫な感じになるのかなって、自分で想像しているんですけど。私もそうですが、来てくださったアーティストさんも、見てくださる皆さんも「楽しかった」って言ってくれるような場にできたらなと思っています。

──無邪気って良い表現ですね!

山之内すず:実際にオープニングを撮ってみて思ったんですよ。あれ?今までの「DAM CHANNEL」ってこんなだったっけ!?って(笑)。自分のやりたい感じで、しかもテンションがめっちゃ高くなった状態でやらせてもらえたので、山之内史上一番元気(笑)。一番ハジけていると思います。今後も、そんな感じでやっていけたら嬉しいです。

──最後にちょっと聞いてみたいんですが、すずさんにとって音楽とはどういうものですか?

山之内すず:私の記憶がちゃんとあるのは小学生くらいからなんですけど、当時から色々と思い悩んでいたことや悶々としていたことがあって。その中で音楽が、ずっと自分が欲しい言葉をかけてくれる存在だったんです。小学生の頃にAIさんの「YOU ARE MY STAR」という曲を聴いていたんですが、<キミはムリして笑って~>っていう歌い出しの部分とか、<“No.1”じゃなくても人一倍がんばってきた>とか、そういう歌詞にすごく支えられてきたんですよね。あなたはスターだよって、ずっと励ましてくれる曲なんです。ハジ→さんの「Only One。」もそう。<この世界中どこ探しても 君の代わりなんていないんだよ>って。そういう自分の欲しい言葉が音楽を聴けばあるから、毎日、音楽を聴いて「よし、今日も頑張ろう」って思っていたのをすごく覚えています。EXILEさんの「Giver」に<いじめられてるやつがいたら 勇気出して止めてやればいい>って歌詞があるんですが、それを聴いていたから自分も声をかけることができたりもしました。中学受験の頃はSUPER BEAVERさんの<自分らしさってなんだ?>っていう歌詞で始まる「らしさ」をずっと聴いていましたね。

──音楽に支えられてきた部分が大きいんですね。

山之内すず:これまで生きてきた中の要所要所に、絶対音楽があって。いろいろな音楽を聴けていたから、いろいろな音楽が好きやったから、いろいろな価値観を知れたんだろうし、自分というものを保って大人になれたんやろうなってすごく思っています。音楽は娯楽であり、支えであり、大事な要素が全部入っているもの。音楽がなかったら、全く違う人格が出来上がっていたと思う(笑)。本当に、音楽がないと生きていけないです私は。

──その大好きな音楽を発信する「DAM CHANNEL」、ぜひ楽しんでください。

山之内すず:ありがとうございます。音楽ずっと好きでよかったって思うし、好きって言い続けてきてよかったなと思います。実際私がそうだったように、この「DAM CHANNEL」から音楽を知るっていう方もたくさんいると思いますから、そうやって誰かの目に留まった時に、良さをフルで伝えられるような場にできればと思っています。

取材・文:山田邦子


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