惣領智子、最新マスタリングおよび超高音質(UHQ)CDで『モーメンタリー』リイシュー

ポスト

惣領智子が、4作目のオリジナルアルバム『モーメンタリー』を最新マスタリングおよび超高音質(UHQ)CDでリイシュー。オリジナル3rdアルバム『イッツ・アバウト・タイム』、Tinna名義の『ザ・ベスト・オブ・ティナ』『シャイニング・スカイ』に続く4タイトル目の作品になる。

アメリカで活動した日本人アーティストとしては先駆けとなるブラウン・ライスから惣領智子のキャリアはスタート。解散して帰国した惣領智子はソロ・デビューを果たす。1stアルバム『やさしく愛して』では、アコースティック楽器が多く起用され、フォークからニューミュージックへの過渡期、その時代性を思わせる作風であった。

2ndアルバム『City Lights by the Moonlight』では、後年シティ・ポップスの名曲として高評価されていく表題曲ほか、エレクトリック楽器をはじめホーン、ストリングスの起用度も高まりポップスとしての洗練度が増していく。

その後、ブラウン・ライスで活動を共にした高橋真理子とのデュオ“Tinna”を結成。その音楽は世界レベルの最先端のサウンドであった。英詞で綴られた作品が多いこともそう思わせる。4枚のアルバムを発表した後、Tinnaは活動を休止。

翌年、同じレーベルよりソロとしてオリジナル3rdアルバム『IT’S ABOUT TIME』を発表。Tinnaの活動後に、生まれたこのアルバムには、アーティストとしてスケール・アップした惣領智子の姿がある。同時にそのアルバムのジャケットを飾る写真では「母」の顔・姿をのぞかせていた。一人の女性としてひとつの大きな「とき」を迎えていたことも、表現に影響を与えていたことだろう。

約8年後、待望の4作目のオリジナル・アルバムモーメンタリー』をリリース。この度、このアルバムを再リリースする(最新マスタリングおよびUHQCD仕様)。

収録曲中、9曲は惣領智子による作曲、英詞以外は作詞も本人によるもの。女性として、アーティストとして成長を遂げたことは必然であり、その楽曲たち、その美しい歌声に陶然とさせられる。

ボーナス・トラックとして、スタンダードといえる喜納昌吉の作による「花」を収録。ここでも美しい声と美しい旋律の邂逅に癒される。


リリース情報

『モーメンタリー』
2023.4.19 Release
品番:STPR037
価格:アルバム/¥2,860(本体価格¥2,600)
UHQCD(アルティメイト・ハイ・クオリティCD)
発売:ステップス・レコーズ
《収録内容》
1. 月
2. 胸の奥に
3. 伏せた瞳に
4. ベスとポリアンナ
5. Where he was?
6. 一枚の写真
7. 翼
8. Little kiss and gone
9. 風の様に
10. Lake Wing(羽鳥湖のテーマ)
ボーナス・トラック
11. 花
この記事をポスト

この記事の関連情報