スティーヴィー・ニックス、公演でクリスティン・マクヴィーを追悼「彼女がまだいるってフリをしてる」

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ビリー・ジョエルとの共同ツアーをスタートさせたスティーヴィー・ニックスが、3月10日に米カリフォルニアにて開かれたツアー初日公演で、昨年11月に急逝したフリートウッド・マックのバンド・メイト、クリスティン・マクヴィーを追悼した。

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スティーヴィーはショウの最後、彼女とクリスティンの姿をビッグスクリーンに映し出し、その前で「Landslide」をパフォーマンスした。曲が終わると、涙をこらえながら「言うことはあまりないわ。私たちはただ、彼女はまだここにいるってフリをしてる。私はそうやって折り合いをつけようとしてる」と話したという。

スティーヴィーはクリスティンの訃報が流れたとき、「1975年の最初の日からこの広い世界で私の最高の友達だった人が亡くなったと、数時間前に知らされた。土曜の深夜まで、彼女が病気だってことさえ知らなかった……。ロンドンにいたかった、ロンドンへ行きたかった──でも、待つように言われたの。だから、土曜日から私の頭の中では1つの曲が繰り返し、繰り返し流れていた。彼女に向かい歌うことがあるかもって思ってた。だから、いま彼女へ向け歌ってる。これらの言葉がいつか必要になることはわかってた(ハイムの女性たち作)。いま私にできるのはこれだけ……」「向こうで会いましょう、マイ・ラヴ。私のこと忘れないで」と、ハイムの楽曲「Hallelujah」の歌詞と共に、悲しい胸の内を吐露していた。

先月開かれた第65回グラミー賞では、ミック・フリートウッドがシェリル・クロウ、ボニー・レイットと共に「Songbird」をパフォーマンスし、クリスティンを追悼した。

スティーヴィーは初日公演で、ビリー・ジョエルと「Stop Draggin’ My Heart Around」をプレイし、トム・ペティへも哀悼の意を表したという。

Ako Suzuki
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