アイアン・メイデン「終わりが近づいているのがわかっているからか、これまでにないほど楽しんでいる」
アイアン・メイデンのスティーヴ・ハリス(B)は、バンドがいずれ終わりを迎えるのはわかっているが、みんなが楽しんでいる間はできる限り長く続けたいと考えているそうだ。
◆アイアン・メイデン画像
ハリスは『Classic Rock』誌のインタビューで、友人たちが亡くなることで自身の死について考えることはあるかと問われると、こう答えた。「自分ができる間はやり続けようって思わされる」「もうできないって時は来る。でも、それについては考えたくない。まだできる間にできる限り多くのことをやるだけだ」
そして、アイアン・メイデンのさらなる新作はあるのかとの質問には、こう語っている。「誰にも確実なことはわからない。そうだろ? 現時点、僕らはできる限りツアーをやりたいと思ってる。でも、(ライヴ活動から)セミリタイアしたとしても、アルバムは作れる。どうなるだろうね。僕はいつも、15枚のアルバムが作れたらいいなと思ってた。それはもう超えた。ここからは坂を下っていくのみだろ(笑)。でも、僕らの誰もがまだ楽しんでいる。おそらく、これまでにないってくらいにね。多分、終わりに近づいているのがわかっているからだろう。僕らはそれについて深く考えないようにしているが、みんなが楽しんでいる間は、できる限り長く続けるつもりだ」
アイアン・メイデンは2021年秋に通算17枚目のスタジオ・アルバム『Senjutsu』をリリース。5月終わりにヨーロッパで新ツアー<The Future Past>を開幕する。ハリスは同時期、ブリティッシュ・ライオンのヨーロッパ・ツアーも開催する。
Ako Suzuki
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