デフ・レパード、過去の楽曲をオーケストラと再レコーディング。「Animal」新ヴァージョン公開

(C) Ross Halfin
デフ・レパードが、過去の楽曲をロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団と再レコーディングした新作『Drastic Symphonies』を5月にリリースする。木曜日(3月16日)、オーケストラの演奏が加わり生まれ変わった「Animal」の音源が公開された。
◆デフ・レパード画像、オフィシャル・オーディオ
『Drastic Symphonies』では「Animal」「Pour Some Sugar on Me」「Hysteria」など彼らの代表曲のみならず、隠れた名曲も取り上げており、オリジナル・テープの音源とロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏を結び付けた上、新たなヴォーカルやギターが加えられた。ジョー・エリオットが昔の自分とデュエットしている箇所もあるという。
エリオットはこの試みに、「デフ・レパードは常に期待される道を外れることを楽しんできた」「だから、ロイヤル・フィルハーモニーから過去の楽曲を再生してみないかとのオファーがあったとき、飛びついた。これをやるのは俺らが初めてではないが、アビー・ロード(スタジオ)でオーケストラと直に共作できる機会を棒に振る手はない」と、ギタリストのフィル・コリンは「オファーがあったとき光栄に思った。でも、過去の音源にただオーケストラの音を重ねるのは嫌だった。だから、僕らは何か特別なものを創ろうと決めたんだ。“Drastic Symphonies(過激なシンフォニー)”という観点で、クラシックだけど全く新しいものを提示しようと」「これはデフ・レパードの新作であり、滅多に聴くことがない曲が加わったベスト盤であり、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団のライヴ・アルバムだ。僕らは、これを完璧だと思ってる。『Drastic Symphonies』の出来は誇らしく、みんなにも聴いてもらうのが楽しみだ」と、コメントしている。
『Drastic Symphonies』は5月19日にリリース予定。デフ・レパードはこれを記念し、翌日、故郷・英国シェフィールドにあるレコード店HMVでサイン会を開くそうだ。
デフ・レパードは今週初め、ドラマーのリック・アレンが滞在中の米フロリダ州のホテルの外で暴漢に襲われたと報じられ、心配されているが、現時点でバンドや本人からコメントはなされていない。
Ako Suzuki
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