グラビティ、12thシングル「ORIGINATE」を携えZepp DiverCityワンマンへ

常識にとらわれない自由な発想とその独自のスタンスでヴィジュアル系シーンを引っ掻き回し、日に日に注目度を増しているグラビティが、3月28日に12枚目となるシングル「ORIGINATE」をリリースする。

グラビティはヴィジュアル系においての当たり前やテンプレートといったものを度外視し、独自のスタンスとセンスで着実に力をつけてきた結成6年目のバンドだ。予測不能な言語センスや、ポップで一度聴いたら忘れられない中毒性のある楽曲は一見チャラチャラしているように見えるが、それは全て彼らが結成当初から掲げる“売れたい”というコンセプトのためでもある。

能ある鷹が爪を隠すように、グラビティは賛否があるのを承知でここまであえて近づきやすい雰囲気を作り出してきた。そして、ここからは彼ら自身がそのイメージを覆していくフェーズに差し掛かっているという。そのための一枚が今回リリースされる「ORIGINATE」となるはずだ。

「ORIGINATE」に収録される、これまでのグラビティのイメージを払拭するようなシリアスさを持つ「ORIGINATEに帰す」、ライヴ映えするようなミクスチャーサウンドの「PARADISE」、メッセージ性に溢れた「死にたくなってたあんな夜に」の三曲を携え、彼らが見据える先にある場所とは──。

先日、半年という期間をかけてまわってきた＜グラビティ47都道府県ツアーONEMAN TOUR「ピカピカフラッシュ」＞の64本目の地方公演を終え、65本目であるツアーファイナルを残すのみとなった彼らが目指す場所は過去最大キャパシティーでもあるZepp Divercity (TOKYO)だ。

彼らであればきっと史上最大の長さだった今回のツアーで得たものを昇華し、死にたくなってたあんな夜を忘れさせるような、不安だった未来に生きていたいと希望を持てるような、そんな一日にしてくれるはずだ。本当の意味でのグラビティの快進撃はここから始まる。

文：Keito Ozaki