デフ・レパードのジョー・エリオット「ブライアン・アダムスには何度も謝罪した」

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(C) Ross Halfin

デフ・レパードのジョー・エリオット(Vo)は、ブライアン・アダムスが1991年にアルバム『Waking Up The Neighbours』をリリースしたとき、デフ・レパードのサウンドにそっくりだと公然と非難していたことを、アダムスに何度も謝罪してきたそうだ。

◆ジョー・エリオット動画

『The Mitch Lafon and Jeremy White Show』のインタビューで、エリオットは『Waking Up The Neighbours』について「あれで俺はトラブルを起こした。あのサウンドはいささか露骨だって思ったんだ。ブライアンはちょっと俺にムカついてたな。公平に言って、そうであっておかしくない」と話し、サウンドが似たのは、プロデューサーが同じだったからだと指摘した。

『Waking Up The Neighbours』は、デフ・レパードのセカンド・アルバム『High 'n' Dry』(1981年)、続く『Pyromania』(1983年)、『Hysteria』(1987年)と同じく、マット・ラングがプロデュースした。

「同じプロデューサーを使えば、おそらく、エンジニアもスタジオも同じになる。俺らが、『High 'n' Dry』を作ってたとき、マットはリック(・アレン)のドラムをフィル・ラッドがドラムを置いていた正に同じ場所に設置し、同じマイクを使ってた。多分、キャビネットやアンプも同じだっただろう。だから、『High 'n' Dry』は『Highway To Hell』に似てるって言う人もいるわけだ。一本取られた。その通りだ」

ブライアン・アダムスに対しては「生意気なことを言った」と認め、「俺はその後、何度もブライアンにしきりに詫びた(笑)」という。「でも、マット・ラングがその要因だよ。ブライアン・アダムスは苦も無くデフ・レパードのメンバーになれただろうよ。デフ・レパードのシンガーになれた。彼はポップ・ロック・アーティストだったし、同じプロデューサーと共作してたわけだから、相互交流だ。俺らはポップ・ロック・バンドだったしな」

エリオットはその上、こんな要因もあったと付け加えている。「俺は多分、ちょっとねたんでたんだな。(『Waking Up The Neighbours』に収録された)いくつかの曲が俺らのアルバムにはなかったことに!」

デフ・レパードは、過去の曲をオーケストラとリワークした新作『Drastic Symphonies』を5月にリリースする。週末には、「日本、ロックする準備をしとけ」と、秋にモトリー・クルーとの<The World Tour>が日本に上陸することを告知した。




Ako Suzuki
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