メタリカ、新作でロバート・トゥルヒーヨがヴォーカル・デビュー
Photo by TIM SACCENTI
メタリカのベーシスト、ロバート・トゥルヒーヨはバンドに加入し20年が経つが、来月リリースされる新作『72 Seasons』で、バッキング・ヴォーカルではあるものの、初めて歌ったそうだ。
◆メタリカ画像
トゥルヒーヨは、前作『Hardwired...To Self-Destruct』(2016年)の収録曲「Dream No More」で「Wake」との掛け声を入れていたが、今回はより本格的にヴォーカル面でジェイムズ・ヘットフィールド(Vo)をサポートしたという。
彼はメタリカのファン向けマガジン『So What!』のインタビューで、バンド内には信頼とリスペクトがあると話す中で、こう語った。「メタリカに加入したとき、俺は歌ったことがなかった。それが、いまはバックアップ・ヴォーカルでサポートできてる。それってかなりクールだ。人生で初めて、メタリカのアルバム(収録曲の一つ「You Must Burn!」)で歌うことになり、ジェイムズをサポートした。俺は、それをすごく誇らしく思ってるよ」
「今回のレコーディングで、ジェイムズとグレッグ(・フィデルマン/プロデューサー)は多分初めて、そのポジションにおいて俺を信頼してくれたんだと思う。グレッグから電話があったときは驚いたよ。ベースを少しプレイする気でいたんだ。でも、彼から“君にも数ヵ所で歌ってもらう”って言われたんだ。“マジで?”って思ったよ。ちょっと緊張した。同時に、すごくやる気も出た。ラッキーなことに、そのパートは自分にとって無理のない領域だった。自分に課せられた“クオリティ”って点では不明だが、あのパートは俺のパーソナリティや声に適していて、あの瞬間とベースのブレイクダウンに上手く合致した。ブレイクダウンでジェイムズと俺がジャムでき、俺は歌ってもいるなんて、クールだ!」
メタリカの6年半ぶりの新作、通算12枚目のスタジオ・アルバム『72 Seasons』は4月14日にリリースされる。
Ako Suzuki
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