エピフォン、米シンガーソングライター、クリス・ステイプルトンの最新シグネチャー・モデルを発売

エピフォンから、米国のカントリー歌手でシンガーソングライターのクリス・ステイプルトンの最新シグネチャー・モデルとなるUSA製『Chris Stapleton Frontier (クリス・ステイプルトン フロンティア)』が発表。日本国内への流通は8月以降を予定している。
この新作ギターは、米国モンタナ州ボーズマンにあるギブソン・アコースティック工場の熟練した職人のハンドメイドで製作されたエピフォンのアコースティックギターだ。
USA製エピフォン『クリス・ステイプルトン フロンティア』は、ボディ・トップに熱処理によるサーマリーエイジド加工が施されたシトカ・スプルース、バック/サイドにフィガード・メイプル材がそれぞれ採用。フロンティア・モデルの特徴的な、伝統的なラリアットとカクタスのデザインをモチーフに彫り込まれたダブル・ピックガードも再現。さらに、ピンクの内装のカスタムハードシェルケースが付属しており、全世界300本のみの限定生産品となる。
【参考価格】687,500円(税込)
(フロンティアの前身となる)“FT-110”は1939年に誕生し、1958年にギブソンがエピフォンを買収した後、“フロンティア”と改名された。ギブソンのカラマズー工場で作られた最初のスクエアショルダータイプのギターで、(スクエアショルダーで有名な)ダヴやハミングバードよりも前のモデル。フロンティアは1961年から象徴的なロープ&カクタスピックガードが採用され1970年まで製造された。その後1990年代と2000年代に限定数でリリースされたが、最終的に2019年にコアラインアップとして戻ってきた。

フロンティアは、文字通りにカントリーとロックンロールの音楽ジャンルの壁を切り開き、トム・ペティの名盤『Damn the Torpedoes』やオアシスのセカンドアルバム『What's The Story Morning Glory』でノエル・ギャラガーなどに使用。その他、シェリル・クロウ、グラハム・パーソンズ、ミック・テイラー、ボーンズ・オーウェンズ、グリーン・ウォール等の著名アーティストに使用されている。
ケンタッキー州出身のクリス・ステイプルトンは、グラミー賞8回、CMA賞15回、ACM賞10回を受賞した、アメリカで最も尊敬され、愛されているミュージシャンの一人。最近では、6度目となるCMA男性ヴォーカリスト賞を受賞し、同部門の歴代最多受賞記録を樹立している。ステイプルトンの最新アルバム『Starting Over』は、第67回グラミー賞で最優秀カントリー・アルバムを受賞し、第54回CMA賞と第56回ACM賞の両方でアルバム・オブ・ザ・イヤーにも輝いている。このアルバムは、ステイプルトンが2017年にリリースした2枚のプラチナ認定作品『From a Room: Volume 1』と『From A Room: Volume 2』そして5度のプラチナのソロデビューアルバム『Traveller』に続く快挙となっている。
●クリス・ステイプルトン コメント
「このギターは、一つ一つのディテールを拘りぬいたエピフォンの素晴らしい尽力によって完成しました。どのようなステージでの演奏でも信頼を置ける、まさに芸術品と呼ぶにふさわしい出来栄えです。」
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