【今さら聞けない楽器のア・ソ・コ】お題「渦巻き(スクロール)」

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“楽器”と一口に言っても、多種多様さまざまな部品から構成されているのはご存知の通り。え、そうなの?的なものから、世界の民族楽器まで、今さら人には聞けない“楽器のア・ソ・コ”、ご紹介します。第93回のお題は「渦巻き(スクロール)」です。

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(C)shahin khalaji / Unsplash

バイオリンのネック先にある装飾のことで、スクロ-ルとも言われる。

音響・演奏上の必然はほとんどないが、製作者の個性や技術が現れやすく、特にオールドバイオリンを購入する際には渦巻き部分が精巧に作られているバイオリンは、腕の良い製作者=熟練した職人が作ったと思われ良い音が出るとされることがある。

バイオリンのスクロールが今のような渦巻き模様になったのは17世紀で、古代ギリシャ建造物の柱頭部に見られるイオニア式デザインの影響と言われている。なおイオニア式の建造物はギリシャのアテネにあるエレクテイオン神殿に代表される優美で女性的なデザインで、柱頭の装飾が特徴で渦巻きが垂れさがったような模様をしており、バイオリンのスクロールと酷似している。

文:編集部



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