ジョー・ロヴァーノ、トリオ・タペストリーの新作『Our Daily Bread』5月5日リリース＆SG配信開始

ジョー・ロヴァーノが、トリオ・タペストリーとしての3作目『Our Daily Bread』を2023年5月5日（金）にリリースすることを発表、アルバム・タイトル・トラックの配信がスタートした。

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トリオ・タペストリーは、2019年にマリリン・クリスペル(p)、カルメン・カスタルディ(ds)とのトリオで2019年に各ジャズ評で絶賛を受けたアルバム『Trio Tapestry』（ECM）でデビューし、2021年には2枚目となる『Garden of Expression』をリリース。その強烈な集中力が際立つ録音となり、彼らならではの新鮮かつ美しい室内楽的ジャズを確立したグループとなった。

2年ぶり3枚目となる本作も、広々とした叙情的なアプローチを持ち、深いリスニングと集中力がこれまで以上に拡張されている作品と言えよう。ロヴァーノは、自身のライナーノートで、「本作は音楽の神秘的な世界を投影する表現のリズム・スピリットによって推進されています」と書いている。

クリスペルは現代の室内楽とコルトレーン以降の即興演奏の両方に敏感な感性で、この音楽の展開に合わせてオーケストレーションを行っており、10代の頃からロヴァーノと親交があるカスタルディはシンバルの詩的なタッチで音楽を彩り、ジョー自身と同様にゴングから花のような響きを引き出しているかのようだ。プログラムの中盤、ロヴァーノはチャーリー・ヘイデンへのトリビュートとして、ブルージーな「ワン・フォー・チャーリー」をテナー・ソロで演奏すしているのも聴きどころのひとつだ。



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