【ライブレポート】ゲーム実況者わくわくバンド、LINE CUBE SHIBUYAで有観客リベンジライブ

ゲーム実況者わくわくバンドが、2023年4月1日、2日、東京・LINE CUBE SHIBUYAにてワンマンライブ＜ゲーム実況者わくわくバンド12thコンサート ～Stand Up Mornin’～＞を開催した。Day2公演の模様をオフィシャルからのレポートでお届けする。

◆ライブ写真

2日間にわたったライブは両公演ともにチケット即完売、会場には2日間合計3,800人のファンが詰めかけた。ゲーム実況者わくわくバンドによるワンマンライブは、2021年2月27日に、同会場にて開催された＜ゲーム実況者わくわくバンド 11thコンサート ～77777～＞以来、約2年ぶり。さらに前回はコロナ禍での無観客配信だったこともあり、同会場での有観客リベンジライブとなった。



今回、ライブレポートをお届けするDay2公演は、まさかの「寸劇」パートからスタート。
“わくわくバンドのスタッフ”と称してスーツで登場したメンバー5人は、漫画執筆で忙しい毎日を送る、キーボードのせらみかるをどうにかしよう、と寸劇を展開。普段はなかなか見られないスーツ姿とコミカルなやりとりに、場内には笑いと黄色い声援が飛び交った。

その後、新曲「Stand Up Mornin’」のレコーディングに密着した貴重なメイキング映像がスクリーン上映されたのち、彼らのライブではおなじみのオープニングSE「WKWK DEBAYASHI」にあわせて、ステージ衣装に着替えたメンバーが再登場。


1曲目は、ライブタイトルにもなっている、新曲「Stand Up Mornin’」からスタート。前日4月1日から配信されたばかりの同楽曲で、ボルテージを一気に上げると、立て続けに、疾走感溢れる「シグナル」へ。

続くMCパートでは、1階から3階までギッシリ埋まった客席とのコール&レスポンスの後、オンライン視聴しているファンに向けての声掛けも忘れない。即完売した会場チケットとは対照的に、「オンライン視聴チケットは“無限枚”残っている」と、ベースのフジが笑いを取る一幕も。


「Drive the World」「ヘイボーイヘイガール」「てのひらジャーニー」と、ジャンルも曲調も異なる3曲を披露すると、ギター・ボーカルの湯毛が、「Wikipediaで調べると、わくわくバンドのジャンルは、ロックの次にオルタナと書かれている」と、まさにジャンルレスな自分たちの音楽性を、おもしろおかしく紹介した。



6曲目は、3rdシングル「心誰にも」。2021年1月にリリースされたこの曲を、はじめて有観客で披露できたことに喜びを見せるメンバーたち。そして、各メンバーにフィーチャーした、7曲目「Yeah! Super Hyper Fever Five!」。せらみかるの“ソロパート”中に、ライブでは恒例となったドラム・フルコンによる撮影タイムが行われると、せらみかるとのツーショットをその場でTwitterに投稿し、配信を見ているファンからの「いいね」が一斉に集まった。

「シューティングスター」は、ギター・ぴらの作曲のナンバー。イントロで、ぴらのがギターをかき鳴らすと、客席は彼のメンバーカラー・青のペンライト一色に染まり、続くベース・フジ作曲の「ツギハギ」では、今度は紫のペンライト一色に早替わり。まだライブでしか聞くことのできない未発表曲2曲に、客席のファンもみな心躍らされた。

10曲目「感状線」を挟み、11曲目「モンスター」は、軽快なキーボードのメロディラインが光る、せらみかる作曲の未発表曲。さらに立て続けに「週末」「云云」で盛り上げると、ライブ本編もいよいよラストスパートへ。


これからもライブを重ねていきたいと、メンバーを代表して湯毛が決意を述べると、客席からも全力の声援が投げかけられた。その後、「デンシンタマシイ」「僕ガ壊レル前ニ」「わくわくフルデイズ」と、人気曲で一気に駆け抜け、白熱の本編を締めくくった。

まだ余韻が残るなか、自然と沸き起こるアンコールに呼び込まれ、グッズのTシャツ姿で登場したメンバー5人。久しぶりに集まってくれたファンへの感謝を込めた「Thank you my friends」を披露する。

しっとりとしたナンバーに酔いしれたあとは、「完全幸福サレンダー」へ。大歓声のなかラストサビで飛び出した銀テープのサプライズ。会場はこの日一番の盛り上がりに達すると、その熱を帯びたまま、約3時間にも及ぶステージの幕は降ろされたのだった。