YOASOBI、初の単独アリーナツアー開幕。追加公演も決定

YOASOBIが4月5日、初の単独アリーナツアー＜YOASOBI ARENA TOUR 2023 ”電光石火”＞の初日公演を愛知・日本ガイシホールで開催した。

◆4月5日公演 画像

YOASOBIはこの日、同ツアーの追加公演を6月23日と24日に神奈川・ぴあアリーナMMで行うことも発表。また、新曲「アイドル」が4月12日に配信リリースされることも告知された。

以下、ツアー初日のオフィシャルレポートをお届けする。

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時刻は19時15分。重厚な四つ打ちとエレクトロサウンドが会場に鳴り響く中、天井から吊るされた巨大な板のようなセットが上昇すると、バンドメンバー達が姿を現す。続いてコンポーザーのAyase、ボーカルのikuraがステージへ。YOASOBI初のアリーナツアー＜YOASOBI ARENA TOUR 2023 ”電光石火”＞が幕を開けた。




“電光石火”というツアータイトルに相応しく、冒頭から疾走感たっぷりの楽曲と骨太なバンドサウンドで聴かせ、掛け声やクラップ、ジャンプ、タオル回しなど、楽曲に合わせた煽りで観客をこれでもかと巻き込んでいく。マスク着用の上での声出しがOKとなった本公演、YOASOBIにとって主催ライブで歓声を浴びるのは初めてのこと。2022年9月に開催発表されてから半年、この日を心待ちにしていた観客からの真っ直ぐなエネルギーに呼応するように、バンドの演奏、ikuraのボーカルはますます熱を帯びていく。

アリーナツアーではお約束のコール＆レスポンスも大いに盛り上がった中盤以降は、“小説を音楽にするユニット”らしく、物語を感じさせるような演出も随所に挟みながら、結成当初から変わらないバンドメンバーによるグルーヴィーな演奏と、時に観客に語りかけるように、時に空に祈るように歌を響かせるikuraのパフォーマンスで人気楽曲を連発。Ayaseとikuraの飾らない人間性も感じられたグッズ紹介コーナーや、楽曲にかけたファンとのコミュニケーションを楽しむ後半パートを経て、ライブはあっという間にクライマックスへ。

アリーナクラスのライブの醍醐味とも言える、地鳴りのような一体感と多幸感に包まれたまま、YOASOBI初のツアー初日は幕を閉じた。






ライブの最後には、4月12日にTVアニメ『【推しの子】』オープニング主題歌となる新曲「アイドル」を配信リリースすること、さらに6月23日、24日には神奈川・ぴあアリーナMMにて本ツアーの追加公演を行うことを発表。ファンの予想を超えるスピードで次から次へとチャレンジを仕掛け続ける”電光石火”なYOASOBIの旅はまだ始まったばかりだ。

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