K.K.ダウニング「ミック・マーズには同情する。俺と同じ状況だ」

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元ジューダス・プリーストのギタリスト、K.K.ダウニングは、モトリー・クルーに対し訴訟を起こしたミック・マーズの気持ちがよくわかるという。

◆K.K.ダウニング画像

マーズは、2022年秋にツアー活動から退いたのを機にバンドや関連企業から解雇されようとしているのを不服としているが、ダウニングはこれをジューダス・プリーストを脱退したときの自分の状況によく似ていると感じているそうだ。

ダウニングは週末(4月8日)、Blabbermouth.netに音声メッセージを送り、「俺は(マーズに)とても同情している。なぜなら、俺は全く同じことを体験しているからだ」と話したという。

「控えめに言っても、嫌な感じだよ。バンドの名前、評判、人気、価値、特にブランド・ネームを築き上げるのに一生かけてきたんだ。リタイアしたっていいだろ。特に病気なんだったら」「俺の場合、俺らは2010年、最後の世界ツアー、<Epitaph>ツアーに向け準備をしてた。それでバンドが終わるはずだった。俺には、そのツアーをサポートするEPを作るっていうプレッシャーがかかってた。それに関与するつもりは全くなかったがな……。俺は明らかに、EPで俺のキャリアを終わらせたくなかった。だから、それを止めて、引退するって手紙を送ったんだ」

「俺はバンドを去りたかったわけじゃなかった、あのラスト・ツアーには参加しないって決めただけだった。もちろん、当時はバンドがいまに至るまで続くなんて知らなかった。だったら、物事や決断は違っていただろう。でも、さっき言ったとおり、俺はミックに同情する。なぜなら、俺らふたりの状況はかなり……ああ、そっくりだからだ」

ダウニングによると、彼は元バンド・メイトたちによりジューダス・プリーストの関連会社Judas Priest Music Limitedの役員を解任されたと言い、そこが似ていると思うそうだ。「例えば、(ジューダス・プリーストの)50周年記念本だ。あれでは、俺の人生におけるたくさんの写真が使われている。俺はそこから何も収入を得ていない。マーチャンダイズからもな」

マーズは昨秋、ツアー活動のみからの引退を表明したが、モトリー・クルーの弁護士は「前回のツアーの後、ミックはモトリー・クルーから公に脱退した」「ツアーからの引退はバンドを辞めるということだ。このバンドの主要機能はツアーと公演でパフォーマンスすることだ」との見解を示している。



Ako Suzuki
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