ローランド、ライブ配信や録画も行えるオールインワン設計のAVミキサー『VR-6HD』発売

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ローランドが、映像・音声の切り替えから合成などの演出、配信、記録まで動画配信やコンテンツ制作に必要な機能を1台に集約した、コンパクト・サイズのAVミキサー『VR-6HD』を4月28日に発売する。

『VR-6HD』は、「VRシリーズ」のミドル・クラスのモデルで、映像や音声の切り替えから合成などの演出、配信、記録まで、必要な機能をコンパクトなサイズに凝縮し、シンプルな操作で、高品質な動画配信が行えるAVミキサー。多彩な機能を1台に集約しており、複数の機器を接続する際の煩わしさが解消できる。さまざまな映像フォーマットに対応するHDMI入力を6系統装備。PCやタブレット、スマートフォン、ゲーム機などを接続して映像を取り込める。また、5つのレイヤー機能を備え、テロップ挿入やピクチャー・イン・ピクチャーなどの映像合成も自在。さらに、直感的に操作できるインターフェイス、複雑な操作を省力化できるオートメーション機能、映像・音響演出をワンタッチで運用できる「マクロ」、「シーケンサー機能」、「PTZ(パンチルトズーム)カメラ制御」などにより、オペレーターの負担を軽減する。



●多様なデバイスに対応する6系統のHDMI入力
『VR-6HD』は、一般的なAV機器で使われるHDMI 6系統の映像入力を搭載。放送や映画のフレーム・レートや色空間とシームレスに組み合わせ、6系統の豊富な入力をもとに映像演出の幅を拡げる。また内蔵スケーラーにより、PCやタブレット、スマートフォン、ゲーム機などの多様な解像度、縦横比を持つ機器との接続に幅広く対応。

●最大5レイヤーの映像合成と多彩な映像エフェクト
観客や視聴者を惹きつける演出を実現するため、映像合成とエフェクト機能は重要。『VR-6HD』は、最大5レイヤーまで対応した映像合成が可能。最大2つのピクチャー・イン・ピクチャー&キーとDSK(ダウンストリーム・キー)を使い、多様なニーズにも柔軟に対応できる。


▲画面レイヤーのイメージ図

●プロフェッショナル品質のデジタル・オーディオ・ミキサーを搭載
『VR-6HD』は、28チャンネルのデジタル・オーディオ・ミキサーを装備。長年ローランドで培われたオーディオ・ミキシング機能を踏襲し、高品質なミキシングを実現。すべてのチャンネルでEQとダイナミクス処理、会議やインタビューなどのシーン別やトークを聞き取りやすくするディエッサー(「サ行」の発音時に出やすい歯擦音の軽減)など用途に応じた音声をプリセットで簡単に設定。オーディオの同期調整やノイズの抑制など、音声の問題を解決し、聴きやすい音作りをサポート。またオーディオ・プレーヤー機能により、配信中のBGMや効果音などの演出もできる。

●プロ仕様のオーディオ入力を装備。先進的なオーディオ・ミキシング機能も搭載
『VR-6HD』の音声入力として、6系統のXLR/TRSコンボジャック端子を装備。高品質なマイク・プリアンプと48Vファンタム電源に対応しているので、プロ仕様のマイクなど幅広い業務用のアナログ機器と接続できる。また、『VR-6HD』本体の7個のフェーダーは、操作したい入力チャンネルを割り当てることができ、直感的に音を調整できる。オート・ミキシング機能を使うと、映像に加えて音声も操作できるので、各マイクの音声レベルのバランスを自動で調整でき、オペレーターの負荷を大幅に軽減。


▲プロ仕様のマイクなど業務用アナログ機器と接続可能


▲直感的に音を調整できるフェーダーを装備

●イベントやライブ配信を円滑に進行。現場での操作を大幅に省力化
『VR-6HD』 は、画面構成や操作設定をあらかじめ登録した「シーン・メモリー」や進行に合わせた一連の操作を本体のボタンですぐに呼び出すことが可能。ピクチャー・イン・ピクチャーの子画面の位置やサイズ、タイトル合成のON/OFFなどの画面構成の設定は、「シーン・メモリー」に最大32個まで登録でき、イベントやライブ配信の進行に応じてシームレスに切り替え、呼び出しができる。また、映像切り替えやDSKのON/OFF、PTZカメラの動作、オーディオ・ミキシングなど一連の操作を「マクロ」(最大100個)に記録、実行できる。さらに、シーケンサー機能では、「シーン・メモリー」と「マクロ」を組み合わせ、演出の進行に沿った画面構成や演出を簡単に実行可能。シーケンサーには最大1,000個のステップを登録でき、運用のオートメーション化を実現する。



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