Petit Brabancon、yukihiro作2曲含む全6曲収録EP「Automata」詳細発表＋アートワーク公開

Petit Brabanconが6月14日、全6曲収録の最新EP「Automata」をリリースする。同EP収録詳細およびアートワークが公開となったことに加え、本日4月26日より予約受付がスタートした。

◆Petit Brabancon 画像

ニューEPのリリース発表は、2023年1月の豊洲PITワンマンライヴ＜Petit Brabancon EXPLODE -01-＞終演後に行われていたが、発売日やタイトルなど詳細がヴェールに包まれたままだった。また、同ライヴでは未発表新曲も披露されており、7月開催の＜Petit Brabancon Tour 2023「INDENTED BITE MARK」＞を目前に控えた現在、最新音源となるEP収録曲への注目も高まっていたところだ。

EP「Automata」には未発表新曲として、yukihiro作曲のインストゥルメンタル楽曲にして儀式にも似た重厚な雰囲気を持つ「mind-blow」や、ミヤ作曲のニューウェーヴテイストのメロディアスなリードタイトル曲「孤動」を収録。さらには、2022年9月の全国ツアーより演奏されていた楽曲で、キャッチーなリフに京の悲劇的な叫びが絡むドラマチックな「Miserable」、豊洲PITワンマン初披露の極限までソリッドに研ぎすまれた楽曲で、機械的に電子音が配されたyukihiroの真骨頂とも言える「surely」を収録。

全6曲はPetit Brabanconの持つエクストリームなバンド像より、グラマラス、轟然、幾何学的、アヴァンギャルド、煽情など各方面に深化した仕上がり。リリース発表当初は5曲収録とのアナウンスだったが、収録楽曲が1曲追加された。なお、本作もマスタリングエンジニアにグラミー賞受賞の世界的エンジニアのTed Jensen (Sterling Sound)が起用された。


収録詳細に合わせて公開されたアートワークは、台湾のイラストレーター／タトゥーアーティストの群氏を起用したもの。デザインは伝統的な出来事をテーマとして現代的な創作手段を駆使。神秘的でオリエンタルな世界観が特徴だ。Petit Brabanconならではのインダストリアルテイストに泳ぐ無機質なエレクトロな音像、魂の宿る血の通う人間らしさのコントラストをSF的に捉えて“Automata=機械人形”として表現したとのことだ。サイケデリックかつ退廃的な雰囲気は、前作とは異なるアプローチであり、バンドが孕む危険性が漂う。

また、Petit Brabanconと言えばフィギュア付きCDや、VHS風パッケージなど、メンバーの遊び心が満載の限定盤パッケージも特徴だ。EP完全限定盤には、キャンバスアート風パッケージを採用。SPレコード(10インチ＝約26センチ)と同等サイズのキャンバス仕様であり、アートワークを部屋に飾ることもできる。その裏面には別のデザインが施されており、CDが浮かび上がる蓄光塗料仕様となっている。なお、この完全限定盤には豊洲PITワンマンのライヴ映像を収録したBlu-rayが特典として付属するほか、完全限定盤購入者限定オリジナルTシャツ購入ページへのアクセスコードが封入される。

Petit Brabanconは7月12日のZepp DiverCity公演を皮切りに、全国6箇所を巡る＜Petit Brabancon Tour 2023「INDENTED BITE MARK」＞を開催する。