ミック・ブラウンの弟、兄が引退した経緯を語る

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元ドッケンのドラマー、ミック・ブラウンの弟で同じくドラマーであるスティーヴ・ブラウンが、ミックが引退した経緯を語った。ミックは2019年、ドッケンのツアーから離脱し、当時は一時的と言われたが、復帰することはなかった。

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弟のスティーヴは『Chaotic Riffs』のインタビューで兄について問われると、こう話している。「演奏というより、何よりも移動が問題だった。彼は僕よりでかく、長時間のフライトだとシートで縮こまっていた」「彼はテッド・ニュージェントとドッケンで同時にプレイしていて、辟易していたんだ。テッドが終わると、できる限りドッケンに集中していた。でも、身体的にもう無理だってときが来たんだ。僕の方が酷いが、僕ら2人とも乾癬性関節炎を患ってる」

「だから、僕は彼の決断には驚かなかった。一生やり続けるとは思っていなかった。数年後、彼に会いに行った。彼は元気だったよ。恐らく、僕が知る中で最も前向きだった。その後すぐ、彼は持ってたドラムの機材全てを売り払った。友人たちから“彼は本当にリタイアしたのか?”って問われるが、僕は“彼はドラムさえ持っていない。ドラム・スティックさえね”って答えてる(笑)」

引退してからのミックは、表舞台から遠ざかっただけでなく、元バンド・メイトたちとの繋がりも絶ったようだ。ドン・ドッケンは2020年、「彼がバンドを離れたその日から彼とは話していない」と、ジョージ・リンチも最近、「電話しても折り返してこない」と、ミックとは音信不通になってしまったと話していた。


Ako Suzuki
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