【ライブレポート】UNCHAIN、結成27年迎え創り上げた極上のステージ。3マンライブ開催も発表

UNCHAINが5月14日、東京・COTTON CLUBでワンマンライブ＜UNCHAIN - Red Magic -＞を1部と2部の2公演制で開催した。高級感溢れるジャジーな雰囲気とUNCHAINの艶やかで上質な音楽がミックスアップした極上なライブで観客を魅了した。ここでは、イベントのオフィシャルレポートをお届けする。

◆＜UNCHAIN - Red Magic -＞ライブ画像

ワンマンライブ＜UNCHAIN -Red Magic-＞は、UNCHAINのキャリア初となる東京・COTTON CLUBでの開催となり、コーラスに多和田えみと中ノ森文子、そして、キーボード＆コーラスにdonnyといった豪華メンバーが参加したライブとなった。

COTTON CLUBの醸成された大人の雰囲気が漂う中、白と赤を基調としたシックなセットアップに身を包んだUNCHAINとゲストミュージシャンが共に客席後方より登場すると、会場からは大きな拍手が起こる。




静寂の中セッティングを整え、「get down」からライブがスタート。冒頭からおしゃれでグルーヴィーなアレンジを施した「get down」で観客の心を掴んでいく。

続く「Fresher」、「Tonight's The Night」でも結成27年を迎えたUNCHAINから醸し出される妖艶な雰囲気が会場を包み込み、ライブの序盤から会場とUNCHAINが一体化していく。

donnyの伴奏に併せて谷川正憲（Vo, G）の歌唱から始まった「愛の未来」では、軽やかなリズムに乗せて谷川が歌い上げ、続く「Underground Love」では上質なダンスホールが作りあげられる。観客の笑顔も溢れ、そこには多幸感満載の空間が広がっていた。




「改めましてUNCHAINです。結成したのが中学生で、27年目になります。ゲストミュージシャンたちにも支えられて続けられております。」と話した後、「ここから、今日のCOTTON CLUBのためにアレンジしたカバーを聞いてください。」と、UNCHAINのアレンジ力が光るカバーパートに突入する。

まずはCOTTON CLUB公演の為に新たにアレンジされた竹内まりやの 「プラスティック・ラブ」、Taylor Swiftの「Shake It Off」といった人気曲をUNCHAIN流のカバーで演奏し、UNCHAINと相性抜群の椎名林檎の楽曲「丸の内サディスティック」のカバーをまさに丸の内に位置するコットンクラブで披露した。

そしてここで、5月10日に配信リリースしたばかりの新曲「Dan Dan Dance!!!」を初ライブパフォーマンス。UNCHAINらしさ全開のメロディーに、ファンキーな歌詞がのったダンスナンバーに観客も思わず体を揺らし出し、会場は再び上品なダンスホールに仕上がっていく。

ライブ終盤はゲストミュージシャン等と共に創られる怒涛の”UNCHAINグルーヴ”に空間が支配されていく。「You Over You」、「Spin My Head」と続けてアッパーな人気曲で興奮を煽り、ラストの代表曲「Show Me Your Height」では、UNCHAINの確かな演奏力と谷川の稀代のボーカリストとしての実力を魅せつけて、極上のエンターテイメントショーを締めくくった。



谷浩彰（B, Cho）が「最高すぎて何も言えません。ありがとうございました。ピース！」と観客へ感謝を伝えた。最後に谷川から、9月15日に盟友でありレーベルメイトのBRADIOとLEGO BIG MORLを招いた3マンライブ＜”Triple” TRY-Angle＞をUNCHAIN主催で開催する旨が発表され、会場に歓喜の声を残しながらステージを降りた。

UNCHAINは5月27日、同編成で大阪・梅田シャングリラ公演も予定している。

撮影◎ヤマダマサヒロ